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Excelで、ミリ秒の時間の表示、変換、計算をする方法について、ご紹介します。ミリ秒を表示するには、表示形式を「h:mm:ss.000」とします。時間とミリ秒の数値との変換には、「文字列の時間」を使うと便利です。ミリ秒の変換ができると、ミリ秒の計算できます。

はじめに

この記事では、ミリ秒の表示と変換、計算する方法について、ご紹介します。

ミリ秒の入力は、「0:00:00.500」というように入力します。

時間でミリ秒まで表示するには、表示形式を「h:mm:ss.000」というようにすると、ミリ秒まで表示されます。

ミリ秒の変換は、「文字列の時間」を掛けたり割ったりするとできます。

  • 時間:ミリ秒の数値×"0:0:0.001"
  • ミリ秒の数値:時間÷"0:0:0.001"

という感じです。

ミリ秒の計算をするには、ミリ秒の数値を時間に変換すると、できます。

では、ミリ秒の表示と変換、計算する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • ミリ秒の時間の表示
  • ミリ秒の時間の変換
  • ミリ秒の時間の計算

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで時間をミリ秒まで入力して表示

Excelで、時間をミリ秒まで入力して、ミリ秒を表示する方法です。

ミリ秒の時間まで、入力できるんですね。

では、解説していきます。

500ミリ秒を入力する

Excelに、「500ミリ秒」まで、入力してみます。

セルに「0:00:00.500」と入力します。

「0:00:00.500」を入力

セルに「0:00:00.500」と入力する

これで、Enterで確定します。

Enterで確定

セルに「0:00:00.500」を入力してEnterで確定する

結果は、「00:00.5」となりました。

これだと、よくわからないので、ミリ秒の時間とわかるように、表示形式を変更します。

「h:mm:ss.000」形式にしてミリ秒を表示

表示形式の入力は、「h:mm:ss.000」と入力します。

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更する

では、表示をみてみます。

「ミリ秒」の時間まで表示

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更した結果

結果は、「0:00:00.500」となりました。

「500ミリ秒」まで、表示することができました。

こんな感じで、500ミリ秒まで入力することができます。

解析する際には、ミリ秒まで入力する必要がある場合もありますので、使えるテクニックです。

Excelでミリ秒の数値を「時間」に変換する

ミリ秒の数値を「時間」に変換してみます。

ミリ秒の数値を、「時間」に変換する方法は、2つあります。

  • ミリ秒の数値×(1/24/60/60/1000)
  • ミリ秒の数値×"0:0:0.001"

という感じです。

それぞれの方法で、ミリ秒の数値を「時間」に変換してみます。

ミリ秒の数値に1/24/60/60/100を掛ける

「500ミリ秒」に「1/24/60/60/1000」を掛けて、「時間」に変換してみます。

数式は、次のようになります。

=A1/24/60/60/1000

では、セルに入力してみます。

ミリ秒の数値に「1/24/60/60/1000」を掛ける

数値をミリ秒の時間に変換した結果

結果は、「5.78704E-06」となりました。

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更します。

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更

ミリ秒の数値を時間に変換して表示形式をh:mm:ss.000に変更した結果

結果は、「0:00:00.500」となりました。

ミリ秒の数値を、「時間」に変換できました。

ミリ秒の数値に"0:0:0.001"を掛ける

次は、「500ミリ秒」に「"0:0:0.001"」を掛けて、「時間」に変換してみます。

文字列の時間を掛ける方法です。

こっちの方が、直感的にわかりやすいです。

数式は、次のようになります。

=A1*"0:0:0.001"

では、セルに入力してみます。

ミリ秒の数値に「"0:0:0.001"」を掛ける

ミリ秒数値を時間に変換した結果

結果は、「5.78704E-06」となりました。

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更します。

表示形式を「h:mm:ss.000」に変更

ミリ秒の数値を時間に変換して表示形式をh:mm:ss.000に変更した結果

結果は、「0:00:00.500」となりました。

ミリ秒の数値を、「時間」に変換できました。

次は反対に、「時間」から「ミリ秒の数値」に変換してみます。

Excelで時間をミリ秒の「数値」に変換する

時間を「ミリ秒の数値」に変換するには、次の2パターンがあります。

  • 時間×(24×60×60×1000)
  • 時間÷"0:00:00.001"

という感じです。

では、それぞれでやってみます。

時間に24×60×60×1000を掛ける

時間に、「24×60×60×1000」を掛けて、「ミリ秒の数値」に変換してみます。

数式は、こんな感じになります。

=A1*24*60*60*1000

では、セルに入力してみます。

時間に「24×60×60×1000」を掛ける

時間をミリ秒の数値に変換

結果は、「0:00:00.000」となりました。

今度は、表示形式を「標準」に変更します。

表示形式を「標準」に変更

時間をミリ秒の数値に変換した結果

結果は、「500」ミリ秒となりました。

ミリ秒の数値に変換できました。

時間に"0:00:00.001"で割る

次は、時間を、「"0:0:0.001"」で割って、「ミリ秒の数値」に変換してみます。

文字列の時間を使う方が、直感的でわかりやすいです。

数式は、こんな感じになります。

=A1/"0:0:0.001"

では、セルに入力してみます。

時間を「"0:0:0.001"」で割る

時間をミリ秒の数値に変換

結果は、「0:00:00.000」となりました。

表示形式を「標準」に変更します。

表示形式を「標準」に変更

時間をミリ秒の数値に変換した結果

結果は、「500」ミリ秒となりました。

ミリ秒の数値に変換できました。

こんな感じで、時間を「ミリ秒の数値」に、変換することができます。

Excelでミリ秒の計算をする

Excelで、ミリ秒の足し算をしてみます。

時間同士の足し算だと、そのまま足せます。

時間とミリ秒の数値を足し算する場合は、先ほど紹介した、時間とミリ秒の時間の変換を使います。

では、解説していきます。

2つのミリ秒の時間を足し算する

2つのミリ秒の時間を、足し算してみます。

数式は、そのまま足し算という感じです。

=A1+A2

では、セルに入力してみます。

ミリ秒の足し算

2つのミリ秒の足し算をした結果

結果は、「0:00:00.800」となりました。

ミリ秒の時間の足し算が、正しくできています。

時間とミリ秒の数値を足し算

次は、ミリ秒の時間に、ミリ秒の数値を足し算してみます。

数式は、こんな感じになります。

=A1+A2*"0:0:0.001"

では、セルに入力してみます。

「時間」と「ミリ秒の数値」の足し算

ミリ秒の時間と、ミリ秒の数値を足し算した結果

結果は、「0:00:00.800」となりました。

ミリ秒の数値を、「"0:0:0.001"」を掛けて、時間に変換したあとに、足し算しています。

こんな感じで、ミリ秒の足し算をすることができます。

おわりに

この記事では、ミリ秒の表示と変換、計算する方法について、ご紹介しました。

ミリ秒の入力は、「0:00:00.500」というように入力します。

時間でミリ秒まで表示するには、表示形式を「h:mm:ss.000」というようにすると、ミリ秒まで表示されます。

ミリ秒の変換は、「文字列の時間」を掛けたり割ったりするとできます。

  • 時間:ミリ秒の数値×"0:0:0.001"
  • ミリ秒の数値:時間÷"0:0:0.001"

という感じです。

ミリ秒の計算をするには、ミリ秒の数値を「時間」に変換すると、できます。

Excelでは、ミリ秒の計算までできちゃいます。

おもしろいですね。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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