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Excelで、日付のフォーマットを、和暦や西暦に変更する方法について、ご紹介します。日付のフォーマットを変更するには、「TEXT関数」や「ユーザー定義」を使います。「文字列」で変換したい場合は「TEXT関数」で、「数値」のままが良い場合は「ユーザー定義」という感じです。

はじめに

この記事では、日付のフォーマットを変更する方法について、ご紹介します。

日付のフォーマットを変更すると、日付を西暦や和暦で表示することができます。

日付のフォーマットを変更する方法は、2つあって、「TEXT関数」と「ユーザー定義」です。

「文字列」に変換したい場合は、「TEXT関数」を使います。

「数値」のままにしたい場合は、「ユーザー定義」といった感じです。

では、日付のフォーマットを変更する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 日付のフォーマットを「TEXT関数」で変更する方法
  • 日付のフォーマットを「ユーザー定義」で変更する方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

ExcelでTEXT関数を使って日付のフォーマットを変更

Excelで「TEXT関数」を使って日付のフォーマットを変更してみます。

TEXT関数を使う

TEXT関数は、次のように入力します。

=TEXT(日付,表示形式)

表示形式の代表的な値は、こんな感じです。

  • "yyyy/mm/dd"(例:2021/05/01)
  • "yyyy/m/d"(例:2021/5/1)
  • "yyyymmdd"(例:20210501)
  • "yymmdd"(例:210501)
  • "ggge年mm月dd日"(例:令和3年05月01日)
  • "gge年m月d日"(例:令3年5月1日)
  • "ge/m/d"(例:R3/5/1)
  • "yyyy/mm/dd aaa"(例:2021/05/01 土)

では、TEXT関数を使って、それぞれの表示形式で表示してみます。

長い西暦(yyyy/mm/dd)

日付をTEXT関数を使って、長い西暦に変換してみます。

表示形式には、「"yyyy/mm/dd"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"yyyy/mm/dd")

では、実際にセルに入力してみます。

長い西暦("yyyy/mm/dd")

TEXT関数で

結果は、「2021/05/01」となりました。

「"yyyy/mm/dd"」形式に変換できました。

短い西暦("yyyy/m/d")

日付をTEXT関数を使って、短い西暦に変換してみます。

表示形式には、「"yyyy/m/d"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"yyyy/m/d")

では、実際にセルに入力してみます。

短い西暦("yyyy/m/d")

TEXT関数で

結果は、「2021/5/1」となりました。

短い西暦に変換できました。

8桁の西暦("yyyymmdd")

次は、日付をTEXT関数を使って、8桁の西暦に変換してみます。

表示形式には、「"yyyymmdd"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"yyyymmdd")

では、実際にセルに入力してみます。

8桁の西暦("yyyymmdd")

TEXT関数で

結果は、「20210501」となりました。

8桁の西暦に変換できました。

6桁の西暦("yymmdd")

次は、日付をTEXT関数を使って、6桁の西暦に変換してみます。

表示形式には、「"yymmdd"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"yymmdd")

では、実際にセルに入力してみます。

6桁の西暦("yymmdd")

TEXT関数で

結果は、「210501」となりました。

6桁の西暦に変換できました。

長い和暦("ggge年mm月dd日")

次は、日付をTEXT関数を使って、長い和暦に変換してみます。

表示形式には、「"ggge年mm月dd日"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"ggge年mm月dd日")

では、実際にセルに入力してみます。

長い和暦("ggge年mm月dd日")

TEXT関数で

結果は、「令和3年05月01日」となりました。

長い和暦に変換できました。

短い和暦("gge年m月d日")

次は、日付をTEXT関数を使って、短い和暦に変換してみます。

表示形式には、「"gge年m月d日"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"gge年m月d日")

では、実際にセルに入力してみます。

短い和暦("gge年m月d日")

TEXT関数で

結果は、「令3年5月1日」となりました。

短い和暦に変換できました。

短い和暦("ge/m/d")

次は、日付をTEXT関数を使って、さらに短い和暦に変換してみます。

表示形式には、「"ge/m/d"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"ge/m/d")

では、実際にセルに入力してみます。

短い和暦("ge/m/d")

TEXT関数で

結果は、「R3/5/1」となりました。

さらに短い和暦に変換できました。

曜日を加える("yyyy/mm/dd aaa")

次は、日付をTEXT関数を使って、日付に曜日を追加してみます。

表示形式には、「"yyyy/mm/dd aaa"」を入力します。

こんな感じです。

=TEXT(A1,"yyyy/mm/dd aaa")

では、実際にセルに入力してみます。

曜日を加える("yyyy/mm/dd aaa")

TEXT関数で日付に曜日を追加した結果

結果は、「2021/5/1 土」となりました。

日付に曜日を追加できました。

TEXT関数を使えば、自由自在に、日付の表示を変換することができます。

Excelでユーザー定義を使って日付のフォーマットを変更

日付のフォーマットは、ユーザー定義でも変更することができます。

ユーザー定義を使う

ユーザー定義を変更する手順です。

セルに日付を入力しておきます。

入力したセルのところで、右クリックをして、メニューを出します。

右クリックメニュー

入力したセルで右リックして、メニューを表示する

メニューが表示されました。

「セルの書式設定」をクリックします。

セルの書式設定

セルの書式設定が表示される

「セルの書式設定」が表示されます。

表示形式の中から「ユーザー定義」を選択します。

ユーザー定義を選択

ユーザー定義を選択

この中の「種類」というところに、好きな「表示形式」を入力します。

「セルの書式設定」のショートカット

結構、面倒くさいので、ここは、ショートカットを使いましょう。

ショートカットは、「Ctrl + 1」です。

これで、一発で、「セルの書式設定」を表示することができます。

ユーザー定義でも、使う表示形式はTEXT関数と同じで、次のものがあります。

  • yyyy/mm/dd(例:2021/05/01)
  • yyyy/m/d(例:2021/5/1)
  • yyyymmdd(例:20210501)
  • yymmdd(例:210501)
  • ggge年mm月dd日(例:令和3年05月01日)
  • gge年m月d日(例:令3年5月1日)
  • ge/m/d(例:R3/5/1)
  • yyyy/mm/dd aaa(例:2021/05/01 土)

という感じです。

では、ユーザー定義を設定して、それぞれの表示形式で、日付の表示を変更してみます。

長い西暦(yyyy/mm/dd)

ユーザー定義を設定して、長い西暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「yyyy/mm/dd」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にyyyy/mm/ddを入力

日付は、次のようになります。

長い西暦(yyyy/mm/dd)

ユーザー定義をyyyy/mm/ddに変更した結果

日付が「2021/05/01」となりました。

短い西暦(yyyy/m/d)

ユーザー定義を設定して、短い西暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「yyyy/m/d」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にyyyy/m/dを入力

日付は、次のようになります。

短い西暦(yyyy/m/d)

ユーザー定義をyyyy/m/dに変更した結果

日付が「2021/5/1」となりました。

8桁の西暦(yyyymmdd)

ユーザー定義を設定して、8桁の西暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「yyyymmdd」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にyyyymmddを入力

日付は、次のようになります。

8桁の西暦(yyyymmdd)

ユーザー定義をyyyymmddに変更した結果

日付が「20210501」となりました。

6桁の西暦(yymmdd)

ユーザー定義を設定して、6桁の西暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「yymmdd」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にyymmddを入力

日付は、次のようになります。

6桁の西暦(yymmdd)

ユーザー定義をyymmddに変更した結果

日付が「210501」となりました。

長い和暦(ggge年mm月dd日)

ユーザー定義を設定して、長い和暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「ggge年mm月dd日」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にggge年mm月dd日を入力

日付は、次のようになります。

長い和暦(ggge年mm月dd日)

ユーザー定義をggge年mm月dd日に変更した結果

日付が「令和3年05月01日」となりました。

短い和暦(gge年m月d日)

ユーザー定義を設定して、短い和暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「gge年m月d日」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にgge年m月d日を入力

日付は、次のようになります。

短い和暦(gge年m月d日)

ユーザー定義をgge年m月d日に変更した結果

日付が「令3年5月1日」となりました。

短い和暦(ge/m/d)

ユーザー定義を設定して、さらに短い和暦に変更してみます。

入力する表示形式は、「ge/m/d」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にge/m/dを入力

日付は、次のようになります。

短い和暦(ge/m/d)

ユーザー定義をge/m/dに変更した結果

日付が「R3/5/1」となりました。

曜日を加える(yyyy/mm/dd aaa)

ユーザー定義を設定して、日付に曜日を追加してみます。

入力する表示形式は、「yyyy/mm/dd aaa」です。

ユーザー定義を設定

ユーザー定義にyyyy/mm/dd aaaを入力

日付は、次のようになります。

曜日を加える(yyyy/mm/dd aaa)

ユーザー定義をyyyy/mm/dd aaaに変更した結果

日付が「2021/05/01 土」となりました。

曜日が追加されています。

TEXT関数とユーザー定義どちらを使うか

日付のフォーマットを変更する方法は、「TEXT関数」と「ユーザー定義」がありました。

文字列か数値のどちらにしたいか

TEXT関数を使うか、ユーザー定義を使うかは、日付を「文字列」にしたいか、「数値」にしたいかです。

TEXT関数で日付を変換すると「文字列」になります。

TEXT関数は「文字列」になる

TEXT関数で表示を変換すると文字列になる

左に寄っているので、「文字列」になります。

文字列にすると、日付の結合とかができますね。

ユーザー定義で日付のフォーマットを変更しても、「数値」のままです。

ユーザー定義は「数値」になる

ユーザー定義で日付のフォーマットを変更すると数値になる

右に寄っているので、「数値」のままです。

数値なので、日付の比較などができます。

なので、「文字列」に変換したければ「TEXT関数」で、日付のフォーマットを変更します。

「数値」にしたければ「ユーザー定義」で日付のフォーマットを変更しましょう。

おわりに

この記事では、日付のフォーマットを変更する方法について、ご紹介しました。

日付のフォーマットを変更すると、日付を西暦や和暦で表示することができます。

日付のフォーマットを変更する方法は、2つあって、「TEXT関数」と「ユーザー定義」です。

「文字列」に変換したい場合は、「TEXT関数」を使います。

「数値」のままにしたい場合は、「ユーザー定義」といった感じです。

参考なればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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