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Excelで、8桁の数値を日付に変換する方法について、ご紹介します。「文字列の日付」に変換したい場合は「TEXT関数」を使う方法が簡単です。「数値の日付」に変換したい場合は「DATE関数」を使う方法が楽です。

はじめに

この記事では、8桁の数値を日付に変換する方法について、ご紹介します。

8桁の数値を日付に変換する方法は、「TEXT関数」を使う方法と、「DATE関数」を使う方法があります。

  • 文字列の日付の場合は、「TEXT関数」
  • 数値の日付の場合は、「DATE関数」

といった感じで使い分けると、便利です。

業務用のシステムなどから、出力されるデータが、8桁の数値になっていて、使いづらい場合があると思います。

そんな場合は、8桁の数値を、日付に変換できるテクニックを知っていると、データ解析が楽になりますね。

では、8桁の数値を、日付に変換する方法を解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 8桁の数値を日付に変換する方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで8桁の数値を日付に変換する

Excelで、8桁の数値を「日付」に変換する方法について、ご紹介します。

8桁の数値を日付にするイメージは、こんな感じです。

8桁の数値を日付に変換するイメージ

8桁の数値を日付に変換するイメージ

8桁の数値を日付に変換する方法は、2パターンあります。

「TEXT関数」を使う方法と、「DATE関数」を使う方法です。

では、それぞれの方法を解説していきます。

ExcelでTEXTとVALUEを使って数値を日付に変換

最初は、TEXT関数とVALUE関数を使って、8桁の数値を日付に変換する方法です。

TEXT関数で数値を「文字列」に変換

8桁の数値を「TEXT関数」を使って、日付の「文字列」に変換します。

使う数式は、こんな感じです。

=TEXT(A1,"0000!/00!/00")

では、実際にセルに数式を、入力してみます。

「TEXT関数」で数値を文字列の日付に変換

TEXT関数で数値を文字列の日付に変換

結果は、「"2021/05/01"」となりました。

日付ではありますけども、まだ、「文字列」の日付となっています。

「文字列」の日付でいい場合は、TEXT関数だけで変換ができます。

このあと、「文字列」の日付を「数値」に変換していきます。

VALUE関数で文字列を「数値」に変換

VALUE関数で、「文字列」の日付を「数値」に変換します。

セルに入力する数式は、次のとおりです。

=VALUE(A3)

では、セルに数式を入力してみます。

「VALUE関数」で文字列を数値に変換

VALUE関数を使って文字列を数値に変換する

結果は、「44317」となりました。

数値には変換できていますけど、まだ「シリアル値」で日付ではないですね。

最後に表示形式を変更して、「日付」に変更します。

表示形式を「日付」に変更

表示形式を「日付」に変更して、「日付」の表示にします。

「ホーム」タブ→「数値」をクリックします。

表示形式を「日付」に変更

ホームタブの数値をクリックする

表示形式のリストが表示されますので、「短い日付形式」をクリックします。

これで、表示が「日付」に変更されます。

表示形式が「日付」となる

表示が日付に変更される

表示が日付に変更されました。

値が右に寄っているので、「数値の日付」になっていますね。

TEXT関数とVALUE関数をまとめる

TEXT関数とVALUE関数をまとめて、セルに入力すると場所をとらないので、スッキリします。

こんな感じで、まとめます。

=VALUE(TEXT(A1,"0000!/00!/00"))

セルに数式を入力します。

8桁の数値をシリアル値の日付に変換

8桁の数値がシリアル値に変更される

あとは、先ほどと同じように、表示形式を「日付」に変更します。

表示形式を「日付」に変換

表示形式を日付に変更した結果

8桁の数値を、「日付」に変更することができました。

値が右側に寄っているので、「数値の日付」になっています。

ExcelでDATEとLEFT、MID、RIGHTを使って数値を日付に変換 

もう一つの方法は、DATE関数、LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を使って、8桁の数値を日付に変換する方法です。

ちょっと関数が多いですね。

でも大丈夫です。そんなに難しい関数ではないです。

一つずつ手順を追って解説していきます。

LEFT関数を使って「年」を抽出

最初は、LEFT関数を使って、8桁の数値から「年」を抽出します。

セルに入力する数式は、次の通りです。

=LEFT(A1,4)

では、セルに数式を入力してみます。

「LEFT関数」で「年」を抽出

LEFT関数で8桁の数値から「年」を抽出した結果

8桁の数値から、「2021」を抽出できました。

MID関数を使って「月」を抽出

次は、MID関数を使って、8桁の数値から「月」を抽出します。

セルに入力する数式は、次の通りです。

=MID(A1,5,2)

では、セルに数式を入力してみます。

「MID関数」で「月」を抽出

MID関数で8桁の数値から「月」を抽出した結果

8桁の数値から、「05」を抽出できました。

RIGHT関数を使って「日」を抽出

次は、RIGHT関数を使って、8桁の数値から「日」を抽出します。

セルに入力する数式は、次の通りです。

=RIGHT(A1,2)

では、セルに数式を入力してみます。

「RIGHT関数」で「日」を抽出

RIGHT関数で8桁の数値から「日」を抽出した結果

8桁の数値から、「01」を抽出できました。

DATE関数を使って数値を日付に変換

LEFT関数、MID関数、RIGHT関数で抽出した、「年」「月」「日」を「DATE関数」をまとめます。

セルに入力する数式は、こんな感じです。

=DATE(A3,A4,A5)

では、セルに入力してみます。

「DATE関数」で年、月、日をまとめる

抽出した「年」「月」「日」をDATE関数でまとめる

結果は、「2021/5/1」となりました。

8桁の数値を日付に変換できました。

値が右に寄っているので、「数値の日付」になっています。

数式をまとめる

数式を別々に入力すると、スペースをとっちゃうので、数式をまとめてみます。

こんな感じになります。

=DATE(LEFT(A1,4),MID(A1,5,2),RIGHT(A1,2))

では、セルに数式を入力してみます。

DATE、LEFT、MID、RIGHTをまとめる

数式をまとめて8桁の数式を日付に変換した結果

結果は、先ほどと同じで「2021/5/1」になりました。

値も右に寄っているので、「数値の日付」になっていることがわかります。

こんな感じで、8桁の数値を「日付」に変換することができます。

「TEXT」と「DATE」のどちらを使うか

8桁の数値を日付に変換する方法は、「TEXT関数」と「DATE関数」の2つがありました。

どちらを使った方がいいかは、「文字列の日付」にしたいか「数値の日付」にしたいかですね。

文字列の日付にしたい場合は「TEXT」

例えば、8桁の数値を「文字列の日付」に変換したいのであれば、「TEXT関数」が簡単です。

文字列の日付でいいのであれば、次の数式だけで変換できます。

=TEXT(A1,"0000!/00!/00")

セルに入力してみます。

「文字列の日付」に変換

TEXT関数を使って8桁の数値を文字列の日付に変換した場合

値が左に寄っていますね。

8桁の数値が「文字列の日付」に変換されました。

文字列の日付に変換したい場合は、「TEXT関数」を使うと簡単ですね。

日付にしたい場合は「DATE」

数値の「日付」に変換したい場合は、「DATE関数」がわかりやすいでしょう。

表示形式の設定をする必要なく、数式の入力だけで日付に変換できます。

=DATE(LEFT(A1,4),MID(A1,5,2),RIGHT(A1,2))

セルに入力したらこんな感じでしたね。

DATE関数で8桁の数値を日付に変換した結果

値が右に寄っているので、「数値の日付」になっています。

場合に応じて、TEXT関数と、DATE関数の方法を、使い分けていきましょう。

おわりに

この記事では、8桁の数値を日付に変換する方法について、ご紹介しました。

8桁の数値を日付に変換する方法は、「TEXT関数」を使う方法と、「DATE関数」を使う方法があります。

  • 文字列の日付の場合は、「TEXT関数」
  • 数値の日付の場合は、「DATE関数」

といった感じで使い分けると、便利です。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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