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Excelで、文字列を複数条件で比較する方法について、ご紹介します。複数条件で比較するには、論理演算子の「AND」と「OR」を使います。「AND」は全ての条件式を満足する場合に成立します。「OR」はいずれか1つの条件式を満足する場合に成立です。具体例を挙げて解説していきます。

はじめに

この記事では、文字列を複数条件で比較する方法について、ご紹介します。

複数条件で比較するには、論理演算子の「AND」と「OR」を使います。

  • AND:「全て」の条件式を満足する場合に成立
  • OR :「いずれか1つ」の条件式を満足する場合に成立

という感じで、複数条件を比較することができます。

ANDとORを組み合わせると、複雑な条件で文字列を比較することもできます。

ANDとORをうまく使うと、数式の入力をシンプルにすることもできますので、使い方をマスターしていきましょう。

では、文字列を複数条件で比較する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 文字列を複数条件で比較する方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで文字列を複数条件で比較する

Excelで、文字列を複数条件で比較する方法です。

ANDとORを使う

複数条件で比較するには、2種類の論理演算子があります。

  • AND
  • OR

「AND」の使い方

ANDは、全ての条件を満たす場合に、成立します。

=AND(条件式1,条件式2,条件式3,・・・)

という感じで入力します。

「OR」の使い方

ORは、どちらか一方の条件を満たす場合に、成立です。

=OR(条件式1,条件式2,条件式3,・・・)

という感じで入力します。

それぞれの論理演算子を使って、複数条件で比較してみましょう。

Excelで「AND」を使って複数条件で文字列を比較

Excelで、「AND」を使って、複数条件で文字列を比較してみます。

「あ」かつ「い」かつ「う」かを比較

セルに入力された値が、それぞれ、「あ」、「い」、「う」であるかを比較してみます。

入力する数式は、次のようにになります。

=AND(A2="あ",B2="い",C2="う")

セルに入力してみます。

全て成立で「TRUE」

ANDを使って複数条件で文字列を比較した結果

結果は、「TRUE」です。

入力されている値が、それぞれ「あ」、「い」、「う」なので、条件成立ですね。

条件が不成立となる場合もやってみます。

セルに入力する値を、1つだけ変えてみます。

1つでも不成立だと「FALSE」

ANDを使って複数条件で文字列を比較して不成立になる場合

結果は、「FALSE」となりました。

2番目の条件を満たさないので、条件が不成立となります。

Excelで「OR」を使って複数条件で文字列を比較

Excelで、「OR」を使って、複数条件で文字列を比較してみます。

「あ」、「い」もしくは「う」かを比較

セルに入力された値が、「あ」、「い」もしくは「う」かを比較してみます。

入力する数式は、こんな感じになります。

=OR(A2="あ",A2="い",A2="う")

いくつか文字列を入力してみます。

1つでも成立すると「TRUE」

「あ」をセルに入力して、比較してみます。

ORを使って複数条件で文字列を比較した結果

結果は、「TRUE」となります。

「い」と「う」を入力した場合も、条件が成立して、「TRUE」となります。

「い」を入力した場合です。

ORを使って複数条件で文字列を比較した結果2

結果は、「TRUE」です。

「う」を入力した場合です。

ORを使って複数条件で文字列を比較した結果3

結果は、「TRUE」です。

「あ」、「い」、「う」以外の文字列を入力すると、条件が不成立となります。

すべて不成立だと「FALSE」

「え」を入力してみます。

ORを使って複数条件で文字列を比較した結果で不成立となる場合

結果は、「FALSE」となりました。

こんな感じで、「OR」を使うと、条件式を1つでも満たせば、条件が成立となります。

Excelで「AND」と「OR」を使って複数条件で文字列を比較

「AND」と「OR」を組み合わせて、複数条件で文字列を比較することもできます。

2列とも「あ」もしくは「い」かを比較

A列が「あ」もしくは「い」、かつ、B列が「あ」もしくは「い」という条件式を作ってみます。

入力する数式は、こんな感じになります。

=AND(OR(A2="あ",A2="い"),OR(B2="あ",B2="い"))

セルに入力してみます。

「AND」と「OR」の組み合わせ

ANDとORを組み合わせて複数条件で文字列を比較した結果

結果は、2~5行目が「TRUE」で、6行目だけが「FALSE」です。

A列に「あ」もしくは「い」、かつ、B列に「あ」もしくは「い」なので、最後の行だけ、条件が不成立となります。

こんな感じで、「AND」と「OR」を使えば、複数条件で文字列を比較することができます。

おわりに

この記事では、文字列を複数条件で比較する方法について、ご紹介しました。

複数条件で比較するには、論理演算子の「AND」と「OR」を使います。

  • AND:「全て」の条件式を満足する場合に成立
  • OR :「いずれか1つ」の条件式を満足する場合に成立

という感じで、複数条件を比較することができます。

ANDとORを組み合わせると、複雑な条件で文字列を比較することもできます。

ANDとORをうまく使うと、数式の入力をシンプルにすることもできますので、使い方をマスターしていきましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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