－ちょっと使えるネタを紹介－
Excel VBAで、複数シートを複数ブックで保存するには、「For Each」を使ってすべてのシートをループして、名前を付けて保存するとできます。VBAを使って別ブック保存を自動化していきましょう。
この記事では、複数シートを複数ブックに保存する方法について、ご紹介します。
複数ブックに保存したい場合は、「For Each」を使って、すべてのシートをループして、別ブックに保存するとできます。
名前を付けて保存する際は、ファイル名が被らないように「日付」を付けて保存すると便利です。
拡張子を変更して保存することで、「.csv形式」や「.txt形式」で名前を付けて保存することもできます。
VBAを使って、「名前を付けて保存」を自動化していきましょう。
では、複数シートを複数ブックに保存する方法について、解説していきます。
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目次
複数シートを、複数の別ブックに名前を付けて保存する、というのをやってみます。
まずは、「1つ」のシートを別ブックに保存する、というのをやってみます。
VBAコードは、次のようになります。
Sub TEST1()
'新規ブックにコピー
ActiveSheet.Copy
'名前を付けて保存
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=ThisWorkbook.Path & "\別ブック.xlsx"
ActiveWorkbook.Close False 'ブックを閉じる
End Sub
手順は、
という流れになります。
では、VBAコードを実行してみます。
名前を付けて保存できます。
1つのシートを、名前を付けて保存できます。
1つのシートを、名前を付けて保存できました。
次は、「複数のシート」を「複数ブック」に保存してみます。
やりたい内容は、複数シートを複数ブックに名前を付けて保存したい、ということになります。
VBAコードは、次のようになります。
Sub TEST2()
Dim A
'シートをすべてループ
For Each A In Worksheets
'新規ブックにコピー
A.Copy
'名前を付けて保存
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=ThisWorkbook.Path & "\" & A.Name & ".xlsx"
ActiveWorkbook.Close False 'ブックを閉じる
Next
End Sub
ポイントは、「For Each」を使って、すべてのシートをループする、という点になります。
では、VBAコードを実行してみます。
複数ブックに、名前を付けて保存できます。
複数シートと、1つのシート毎に名前を付けて保存できます。
複数シートと、1つのシート毎に名前を付けて保存できました。
こんな感じで、「For Each」を使って、すべてのシートをループすると、複数ブックに保存することができます。
「日付を付けて」、複数ブックに名前を付けて保存してみます。
日付を付けて複数ブックに保存してみます。
やりたい内容は、複数シートを「日付を付けて」複数ブックに保存したい、ということになります。
VBAコードは、次のようになります。
Sub TEST3()
Dim A, B, C
'日付と時間を取得
B = Format(Now(), "yyyymmdd-hhmmss")
'すべてのシートをループ
For Each A In Worksheets
'新規ブックにコピー
A.Copy
'フルパスを作成
C = ThisWorkbook.Path & "\" & A.Name & "_" & B & ".xlsx"
'名前を付けて保存
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=C
ActiveWorkbook.Close False 'ブックを閉じる
Next
End Sub
日付は、「Now()」を使うと、取得することができます。
桁数を整えたいので、「Format」を使っています。
では、VBAコードを実行してみます。
日付を付けて、複数ブックに名前を付けて保存できます。
複数シートを、「日付を付けて」複数ブックに保存できます。
複数シートを、「日付を付けて」複数ブックに保存できました。
別ブックに保存する際は、拡張子を変更して保存することもできます。
次の2つの形式で、保存してみます。
では、実際にやってみます。
やりたい内容は、複数シートを「CSV」で複数ブックに保存したい、ということになります。
VBAコードは、次のようになります。
Sub TEST4()
Dim A, B
'すべてのシートをループ
For Each A In Worksheets
'新規ブックにコピー
A.Copy
'フルパスを作成
B = ThisWorkbook.Path & "\" & A.Name & ".csv"
'CSVで、名前を付けて保存
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=B, FileFormat:=xlCSV
ActiveWorkbook.Close False 'ブックを閉じる
Next
End Sub
ポイントは、「FileFormat:=」の引数を使う点になります。
CSV形式で、保存したいので、「xlCSV」を入力しています。
では、VBAコードを実行してみます。
「CSV形式」で、複数ブックに名前を付けて保存できます。
複数シートを、「CSV形式」で複数ブックに保存できます。
複数シートを、「CSV形式」で複数ブックに保存できました。
やりたい内容は、複数シートを「.txt形式」で複数ブックに保存したい、ということになります。
VBAコードは、次のようになります。
Sub TEST5()
Dim A, B
'すべてのシートをループ
For Each A In Worksheets
'新規ブックにコピー
A.Copy
'フルパスを作成
B = ThisWorkbook.Path & "\" & A.Name & ".txt"
'「.txt」形式で、名前を付けて保存
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=B, FileFormat:=xlText
ActiveWorkbook.Close False 'ブックを閉じる
Next
End Sub
「.txt形式」で、保存したいので、「xlText」を入力しています。
では、VBAコードを実行してみます。
「.txt形式」で、複数ブックに名前を付けて保存できます。
複数シートを、「.txt形式」で複数ファイルに保存できます。
複数シートを、「.txt形式」で複数ファイルに保存できました。
この記事では、複数シートを複数ブックに保存する方法について、ご紹介しました。
複数ブックに保存したい場合は、「For Each」を使って、すべてのシートをループして、別ブックに保存するとできます。
名前を付けて保存する際は、ファイル名が被らないように「日付」を付けて保存すると便利です。
拡張子を変更して保存することで、「.csv形式」や「.txt形式」で名前を付けて保存することもできます。
VBAを使って、「名前を付けて保存」を自動化していきましょう。
参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
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