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Excel VBAで、オートフィルタを「空白以外」や「空白」をフィルタする方法について、ご紹介します。「空白以外」をフィルタする場合は「"<>"」を使います。「空白」の場合は「""」です。オートフィルタで比較演算子や論理演算子は、よく使いますので、覚えておきましょう。

はじめに

この記事では、VBAを使ってオートフィルタで「空白以外」と「空白」をフィルタする方法について、ご紹介します。

空白以外は「"<>"」を使って、空白は「""」でフィルタすることができます。

オートフィルタでは、比較演算子と論理演算子は、よく使いますので覚えておきましょう。

では、VBAを使ってオートフィルタで「空白以外」と「空白」をフィルタする方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • VBAを使ってオートフィルタで「空白以外」と「空白」をフィルタする方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

VBAコードまとめ

VBAコードまとめ

'「空白以外」をフィルタ
Range("B2").AutoFilter 2, "<>"

'「空白」をフィルタ
Range("B2").AutoFilter 2, ""

オートフィルタで空白以外をフィルター

オートフィルタで「空白以外」をフィルターするには、「"<>"」を使います。

「"<>"」を使う

「"<>"」を使って、「空白以外」をフィルタしてみます。

Sub TEST1()
    
    '「空白以外」でフィルタ
    Range("B2").AutoFilter 2, "<>"
    
End Sub

空白データを含むデータを用意しておきます。

元データ

元データ

では、VBAコードを実行してみます。

「空白以外」でフィルタ

「空白以外」でフィルタ

「空白以外」でフィルタできました。

オートフィルタで空白をフィルター

オートフィルタで「空白」をフィルターするには、「""」を使います。

「""」を使う

「""」を使って、「空白」のデータをフィルタしてみます。

Sub TEST2()
    
    '「空白」でフィルタ
    Range("B2").AutoFilter 2, ""
    
End Sub

先ほど使った、空白を含むデータを使います。

元データ

元データ

では、VBAコードを実行してみます。

「空白」でフィルタ

「空白」でフィルタ

「空白」でフィルタできました。

こんな感じで、「空白以外」や「空白」のフィルタは、比較演算子を使うとできます。

その他の比較演算子と論理演算子

その他の比較演算子と論理演算子を、記載しておきます。

比較演算子と論理演算しをうまく組み合わせると、自由自在にフィルタをすることができます。

比較演算子の一覧

比較演算子の一覧です。

比較演算子の一覧

  • 「">値"」 :値より大きい
  • 「"<値"」 :値より小さい
  • 「">=値"」:値以上
  • 「"<=値"」:値以下
  • 「"<>値"」:値以外
  • 「""」  :空白
  • 「"<>"」 :空白以外

比較演算子を使ったVBAコード例は、このようになります。

比較演算子を使ったVBAコード例

Range("B2").AutoFilter 2, ">500" '500より大きい
Range("B2").AutoFilter 2, "<500" '500より小さい
Range("B2").AutoFilter 2, ">=500" '500以上
Range("B2").AutoFilter 2, "<=500" '500以下
Range("B2").AutoFilter 2, "<>500" '500ではない
Range("B2").AutoFilter 2, "" '空白
Range("B2").AutoFilter 2, "<>" '空白以外

オートフィルタで比較演算子は、かなり使いますので、覚えておきましょう。

「比較演算子」や「ワイルドカード」を使ったフィルタについては、こちらでまとめています。

論理演算子

論理演算子は、2種類あります。

論理演算子

  • xlAnd:AND条件で絞り込み
  • xlOr:OR条件で絞り込み

「AND」か「OR」を使えます。

論理演算子を使ったVBAコード例は、このようになります。

論理演算子を使ったVBAコード例

Range("B2").AutoFilter 2, ">=500", xlAnd, "<=1000" '500~1000
Range("B2").AutoFilter 2, "<500", xlOr, ">1000" '500~1000を含まない

比較演算子と組み合わせて使うことが多いです。

比較演算子と論理演算子の使い方に慣れていきましょう。

「論理演算子」や「配列」を使って複数条件でフィルタする方法について、詳細はこちらでまとめています。

おわりに

この記事では、VBAを使ってオートフィルタで「空白以外」と「空白」をフィルタする方法について、ご紹介しました。

空白以外は「"<>"」を使って、空白は「""」でフィルタすることができます。

オートフィルタでは、比較演算子と論理演算子は、よく使いますので覚えておきましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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