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Excelで、複数の条件に一致した値の合計を、計算する方法について、ご紹介します。使うExcel関数は、SUMIFS関数です。SUMIFS関数を応用すると、縦横一覧表に合計値を算出する、というような使い方もできます。SUMIFS関数、便利です。

はじめに

この記事では、複数の条件に一致した値の合計を、計算する方法について、ご紹介します。

複数の条件に一致した値の合計を計算するには、「SUMIFS関数」を使います。

表のデータから、複数の条件を指定して、値の合計を算出できるので、便利です。

SUMIFS関数を応用すると、縦横一覧表に合計値を算出する、ということも簡単にできます。

ピボットテーブルの簡単版みたいな感じです。

では、複数の条件に一致した値の合計を、計算する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 複数の条件に一致した値の合計を計算

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで1つの条件に一致した値の合計を計算

Excelで、1つの条件に一致した値の合計を計算するには、「SUMIF関数」を使います。

SUMIF関数を使う

「SUMIF関数」には、次のように入力します。

=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)

という感じです。

では、SUMIF関数を使って、実際に合計値を計算してみましょう。

支店が「東京」であるセルの価格の合計

次の表を用意しました。

表を用意

表を用意

支店が「東京」であるセルで、価格の合計値を算出してみます。

「東京」で価格の合計を計算

入力する数式は、次のようになります。

=SUMIF(A2:A9,"東京",C2:C9)

セルに入力してみます。

支店が東京であるセルで価格の合計値を算出

結果は、「1900」円となりました。

合計値を計算できています。

「範囲」と「検索条件」の入力

SUMIF関数への「範囲」と「検索条件」は、次のように入力しています。

SUMIF関数への「範囲」と「検索条件」の入力

という感じです。

「合計範囲」の入力

SUMIF関数への「合計範囲」は、次のように入力しています。

SUMIF関数への「合計範囲」の入力

という感じで入力しています。

商品が「A」であるセルの価格の合計

先ほどと同じ表を使います。

表を用意

表を用意

次は、商品が「A」であるセルで、価格の合計値を算出してみます。

商品「A」で価格の合計を計算

入力する数式は、次のようになります。

=SUMIF(B2:B9,"A",C2:C9)

セルに入力してみます。

商品がAであるセルで価格の合計値を算出

結果は、「3400」円となりました。

合計値を計算できています。

「範囲」と「検索条件」の入力

SUMIF関数への「範囲」と「検索条件」は、次のように入力しています。

SUMIF関数への「範囲」と「検索条件」の入力

という感じです。

「合計範囲」の入力

SUMIF関数への「合計範囲」は、次のように入力しています。

SUMIF関数への「合計範囲」の入力

という感じで入力しています。

Excelで2つの条件に一致した値の合計を計算

Excelで、2つの条件に一致した値の合計を計算するには、「SUMIFS関数」を使います。

SUMIFS関数を使う

「SUMIFS関数」への入力は次のようにします。

=SUMIFS(合計範囲,検索範囲1,条件1,検索範囲2,条件2,・・・)

という感じです。

では、SUMIFS関数を使って、合計値を計算してみます。

複数条件に一致した値を合計してみる

複数条件に一致した値を合計してみます。

使う表は、先ほどと同じ表を使います。

表を用意

表を用意

「東京」で商品が「A」であるセルの価格の合計を、計算してみます。

「東京」で商品が「A」である価格の合計

入力する数式は、次のようになります。

=SUMIFS(C2:C9,A2:A9,"東京",B2:B9,"A")

セルに入力してみます。

SUMIFS関数を使って複数条件に一致するセルの合計値を計算した結果

結果は、「1400」円となりました。

「東京」で商品が「A」であるセルの価格の合計は、1000円+400円=1400円なので、正しく計算できています。

SUMIFS関数への入力は、次のようにしています。

「合計範囲」の入力

SUMIFS関数への「合計範囲」の入力は、次のようにしています。

SUMIFS関数への合計範囲の入力

という感じです。

「検索範囲1」と「条件1」の入力

SUMIFS関数への「検索範囲1」と「条件1」の入力は、次のようにしています。

SUMIFS関数への検索範囲1と条件1の入力

という感じです。

「検索範囲2」と「条件2」の入力

SUMIFS関数への「検索範囲2」と「条件2」の入力は、次のようにしています。

SUMIFS関数への検索範囲2と条件2の入力

という感じです。

SUMIFS関数を使えば、複数条件に一致したセルの合計が、簡単です。

Excelで縦横の一覧表をSUMIFSで作ってみる

SUMIFS関数を使うと、縦横の一覧表が簡単に作れます。

縦横一覧表を作りたい

先ほど使った表を、使います。

表を用意

表を用意

左の表をデータベースとして、右の縦横一覧表に、合計値を計算します。

縦横一覧表に合計値を計算したい

縦横一覧表に合計値を計算する

ピボットテーブルで作成する一覧表を、SUMIFS関数で作成するイメージです。

では、SUMIFS関数を使って、縦横一覧表に合計値を計算してみます。

SUMIFS関数で合計値を計算してみる

SUMIFS関数で、縦横一覧表に合計値を計算してみます。

縦横一覧表に合計を計算する

入力数式は、こんな感じになります。

=SUMIFS($C$2:$C$9,$A$2:$A$9,$E2,$B$2:$B$9,F$1)

セルに入力します。

縦横一覧表にSUMIFS関数で合計値を計算した結果

縦横一覧表に、合計値を計算できました。

SUMIFS関数、便利ですね。

SUMIFS関数への入力は、次のようにしています。

「合計範囲」の入力

SUMIFS関数への「合計範囲」の入力は、次のようにします。

SUMIFS関数への「合計範囲」の入力

「価格」の列が合計範囲になります。

「条件範囲1」と「条件1」の入力

SUMIFS関数への「条件範囲1」と「条件1」の入力は、次のようにします。

SUMIFS関数への「条件範囲1」と「条件1」の入力

「支店」の列が条件範囲になります。

「条件範囲2」と「条件2」の入力

SUMIFS関数への「条件範囲2」と「条件2」の入力は、次のようにします。

SUMIFS関数への「条件範囲2」と「条件2」の入力

「商品」の列が条件範囲になります。

縦横一覧表の範囲にコピー

最後に、縦横一覧表の範囲に数式をコピーします。

縦横一覧表の範囲に数式をコピーする

これで、縦横一覧表に合計値を計算できます。

SUMIFS関数、便利です。

おわりに

この記事では、複数の条件に一致した値の合計を、計算する方法について、ご紹介しました。

複数の条件に一致した値の合計を計算するには、「SUMIFS関数」を使います。

表のデータから、複数の条件を指定して、値の合計を算出できるので、便利です。

SUMIFS関数を応用すると、縦横一覧表に合計値を算出する、ということも簡単にできます。

ピボットテーブルの簡単版みたいな感じです。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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