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Excel VBAで、ピボットテーブルを削除する方法について、ご紹介します。ピボットテーブルの削除には、「ピボットテーブルの削除」や「シートの削除」、「ピボットテーブルの初期化」、「フィールドの削除」とやり方が複数あります。目的に応じて、削除する方法を選びましょう。

はじめに

この記事では、ピボットテーブルを削除する方法について、ご紹介します。

ピボットテーブルの削除は、次の方法があります。

  • ピボットテーブルのみを削除
  • シートを削除してピボットテーブルを削除
  • ピボットテーブルを初期化
  • ピボットテーブルのフィールドを削除

こんな感じで、目的に合わせて、ピボットテーブルを削除することができます。

ピボットテーブルの操作を自動化する際には、「ピボットテーブルの削除」が必要となってきますので、覚えておきましょう。

では、ピボットテーブルを削除する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 目的別にピボットテーブルを削除する方法

目次から使いそうな説明のところへ移動すると便利ですよ。

目次

VBAコードまとめ

ピボットテーブルの削除について、VBAコードをまとめています。

VBAコードだけ確認したい場合に、ご活用ください。

'ピボットテーブルを削除
ActiveSheet.PivotTables(1).TableRange1.ClearContents 'ピボットテーブルを削除
ActiveSheet.PivotTables(1).TableRange2.ClearContents 'フィルターフィールドを含むピボットテーブルを削除

'シートを削除してピボットテーブルを削除
ActiveSheet.Delete

'ピボットテーブルを初期化
ActiveSheet.PivotTables(1).ClearTable

'フィールドを削除
ActiveSheet.PivotTables(1).PivotFields("商品").Orientation = Hidden '「商品」の項目を削除
ActiveSheet.PivotTables(1).PivotFields("支店").Orientation = Hidden '「支店」の項目を削除
ActiveSheet.PivotTables(1).PivotFields("合計 / 売上").Orientation = Hidden '「合計 / 売上」の項目を削除

では、解説していきます。

VBAでピボットテーブルを削除する

VBAで、ピボットテーブルを削除してみます。

ピボットテーブルが、「フィルターフィールドを含むかどうか」で、ちょっと変わります。

ピボットテーブルを削除する場合は、「フィルターフィールドを含む場合の方法」を、覚えておけばどちらにも対応できます。

削除してみる

ピボットテーブルを削除するVBAコードは、こんな感じになります。

Sub TEST1()
    
    'ピボットテーブルを削除する
    ActiveSheet.PivotTables(1).TableRange1.ClearContents
    
End Sub

ピボットテーブル全体を削除します。

ピボットテーブルを用意しました。

ピボットテーブルを用意

ピボットテーブルを用意

では、VBAコードを実行します。

ピボットテーブルを削除できた

ピボットテーブルを削除できた

ピボットテーブルを削除できました。

フィルターフィールドを含む場合

フィルターフィールドを含む場合に、ピボットテーブルを削除するVBAコードは、こんな感じです。

「TableRange2」の部分が変わっています。

Sub TEST2()
    
    'フィルターフィールドを含めてピボットテーブルを削除
    ActiveSheet.PivotTables(1).TableRange2.ClearContents
    
End Sub

これで、フィルターフィールドを含めて削除できます。

フィルターフィールドを含むピボットテーブルを、用意しました。

フィルターフィールドを含むピボットテーブル

フィルターフィールドを含むピボットテーブルを用意

では、実行してみます。

ピボットテーブルを削除できた

フィルターフィールドを含めてピボットテーブルを削除できた

フィルターフィールドを含めて、ピボットテーブルを削除できました。

フィルターフィールドがないピボットテーブルでも、「TableRange2」を使って、ピボットテーブルを削除できます。

ピボットテーブルを削除する場合は、「TableRange2」を使いましょう。

VBAでシートを削除してピボットテーブルを削除する

VBAで、シートを削除して、ピボットテーブルを削除するという方法もあります。

ピボットテーブルが、別シートに作成されている場合に、使えます。

シートを削除してみる

シートを削除するVBAコードは、こんな感じです。

Sub TEST3()
    
    Application.DisplayAlerts = False
    'シートを削除
    ActiveSheet.Delete
    
End Sub

削除する際に、アラートを出さないように、「Application.DisplayAlerts = False」としています。

ピボットテーブルを用意しました。

ピボットテーブルを用意

ピボットテーブルを用意

では、VBAコードを実行してみます。

ピボットテーブルを削除

シートを削除してピボットテーブルを削除

シートを削除して、ピボットテーブルを削除できました。

VBAでピボットテーブルを初期化する

VBAでピボットテーブルを、初期化してみます。

初期化は、フィールドが設定されていない、初期の状態のピボットテーブルにすることです。

初期化する

ピボットテーブルを初期化するVBAコードは、こんな感じです。

Sub TEST4()
    
    'ピボットテーブルを初期化する
    ActiveSheet.PivotTables(1).ClearTable
    
End Sub

ピボットテーブルを用意しました。

ピボットテーブルを用意

ピボットテーブルを用意

では、VBAコードを実行してみます。

ピボットテーブルを初期化できた

ピボットテーブルを初期化できた

ピボットテーブルを初期化できました。

VBAでピボットテーブルのフィールドを削除する

VBAで、ピボットテーブルの「フィールド」を削除してみます。

行や列、フィルター、値のフィールドに設定した項目を、削除することができます。

「商品」の項目を削除

ピボットテーブルに設定した「商品」の項目を削除してみます。

VBAコードは、こんな感じになります。

Sub TEST5()
    
    '「商品」の項目を削除
    ActiveSheet.PivotTables(1).PivotFields("商品").Orientation = Hidden
    
End Sub

フィールドを設定したピボットテーブルを用意しました。

ピボットテーブルを用意

ピボットテーブルを用意

では、VBAコードを実行してみます。

「商品」の項目を削除できた

商品の項目を削除できた

「商品」の項目を削除できました。

「支店」の項目を削除

ピボットテーブルに設定した「支店」の項目を削除してみます。

VBAコードは、こんな感じになります。

Sub TEST6()
    
    '「支店」の項目を削除
    ActiveSheet.PivotTables(1).PivotFields("支店").Orientation = Hidden
    
End Sub

フィールドを設定したピボットテーブルを用意しました。

ピボットテーブルを用意

ピボットテーブルを用意

では、VBAコードを実行してみます。

「支店」の項目を削除できた

支店の項目を削除できた

「支店」の項目を削除できました。

「合計 / 売上」の項目を削除

ピボットテーブルに設定した「合計 / 売上」の項目を削除してみます。

VBAコードは、こんな感じになります。

Sub TEST7()
    
    '「合計 / 売上」の項目を削除
    ActiveSheet.PivotTables(1).PivotFields("合計 / 売上").Orientation = Hidden
    
End Sub

フィールドを設定したピボットテーブルを用意しました。

ピボットテーブルを用意

ピボットテーブルを用意

では、VBAコードを実行してみます。

「合計 / 売上」の項目を削除できた

合計 / 売上の項目を削除できた

「合計 / 売上」の項目を削除できました。

おわりに

この記事では、ピボットテーブルを削除する方法について、ご紹介しました。

ピボットテーブルの削除は、次の方法があります。

  • ピボットテーブルのみを削除
  • シートを削除してピボットテーブルを削除
  • ピボットテーブルを初期化
  • ピボットテーブルのフィールドを削除

こんな感じで、目的に合わせて、ピボットテーブルを削除することができます。

ピボットテーブルの操作を自動化する際には、「ピボットテーブルの削除」が必要となってきますので、覚えておきましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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