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Excel VBAで、罫線の種類や太さを設定する方法について、ご紹介します。罫線の種類や太さは、「LineStyle」と「Weight」を組み合わせて設定します。わかりやすく一覧でまとめたので参考になるかと思います。具体的なVBAコードを使って、解説していきます。

はじめに

この記事では、VBAで罫線の種類を設定する方法について、ご紹介します。

罫線の種類を設定するには、「LineStyle」と「Weight」を組み合わせて設定します。

罫線の種類や太さを設定するVBAコードを、一覧でまとめましたので、参考になるかと思います。

罫線を設定する作業は、結構、面倒だったりしますので、VBAで自動化すると楽になります。

では、罫線の種類や太さを設定する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 罫線の種類や太さを設定する

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

罫線の種類

罫線の種類は、書式設定の画面で確認できます。

点線や、破線、太線などです。

セルの書式設定(罫線)

セルの書式設定の画面で、罫線の種類を確認してみます。

書式設定で罫線の種類を確認

セルの書式設定の画面で罫線の種類を確認

全部で、13種類あります。

このVBAコードを次でまとめてみます。

VBAコードまとめ(Borders、LineStyle、Weight)

VBAで罫線を設定する場合は、「Border」を使って、設定します。

罫線の種類を設定するには、「LineStyle」と「Weight」を組み合わせて設定します。

それぞれの罫線を設定する、「LineStyle」と「Weight」の一覧はこんな感じになります。

LineStyleとWeightの設定一覧

LineStyleとWeightの罫線を設定する一覧

エクセルの書式設定の順番に並べています。

「LineStyle」で設定するのと「Weight」で設定するのがあるのが、ちょっと面倒ではあります。

罫線の種類を設定するVBAコードをまとめると、次のようになります。

Sub TEST1()

    '極細
    With Range("B2").Borders
        .Weight = xlHairline
    End With
    
    '点線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDot
    End With
    
    '2点鎖線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDotDot
    End With
    
    '1点鎖線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDot
    End With
    
    '破線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDash
    End With
    
    '実線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlContinuous
    End With
    
    '2点鎖線(中)
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDotDot
        .Weight = xlMedium
    End With
    
    '斜線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlSlantDashDot
    End With
    
    '1点鎖線(中)
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDot
        .Weight = xlMedium
    End With
    
    '点線(中)
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDash
        .Weight = xlMedium
    End With
    
    '中
    With Range("B2").Borders
        .Weight = xlMedium
    End With
    
    '太
    With Range("B2").Borders
        .Weight = xlThick
    End With
    
    '二重線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDouble
    End With

End Sub

全部で13種類ですね。

では、それぞれのVBAコードを実行してみます。

VBAで罫線の種類と太さを変更 

13種類の罫線を、VBAコードで実行してみます。

罫線の種類は、

  • 極細
  • 点線
  • 2点鎖線
  • 1点鎖線
  • 破線
  • 実線
  • 2点鎖線(中)
  • 斜線
  • 1点鎖線(中)
  • 点線(中)
  • 中サイズの線
  • 太線
  • 二重線

となります。

極細

罫線の種類を、「極細」にするには、

  • LineStyle:なし
  • Weight:xlHairline

と設定します。

Sub TEST2()

    '極細
    With Range("B2").Borders
        .Weight = xlHairline
    End With

End Sub

では、実行してみます。

極細

罫線の種類を極細に設定した結果

罫線の種類を、極細に設定できました。

点線

罫線の種類を、「点線」にするには、

  • LineStyle:xlDot
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST3()
    
    '点線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDot
    End With

End Sub

では、実行してみます。

点線

罫線の種類を点線に設定した結果

罫線の種類を、点線に設定できました。

2点鎖線

罫線の種類を、「2点鎖線」にするには、

  • LineStyle:xlDashDotDot
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST4()
    
    '2点鎖線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDotDot
    End With

End Sub

では、実行してみます。

2点鎖線

罫線の種類を2点鎖線に設定した結果

罫線の種類を、2点鎖線に設定できました。

1点鎖線

罫線の種類を、「1点鎖線」にするには、

  • LineStyle:xlDashDot
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST5()
    
    '1点鎖線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDot
    End With

End Sub

では、実行してみます。

1点鎖線

罫線の種類を1点鎖線に設定した結果

罫線の種類を、1点鎖線に設定できました。

破線

罫線の種類を、「破線」にするには、

  • LineStyle:xlDash
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST6()
    
    '破線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDash
    End With

End Sub

では、実行してみます。

破線

罫線の種類を破線に設定した結果

罫線の種類を、破線に設定できました。

実線

罫線の種類を、「実線」にするには、

  • LineStyle:xlContinuous
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST7()
    
    '実線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlContinuous
    End With
    
End Sub

では、実行してみます。

実線

罫線の種類を実線に設定した結果

罫線の種類を、実線に設定できました。

2点鎖線(中)

罫線の種類を、「2点鎖線(中)」にするには、

  • LineStyle:xlDashDotDot
  • Weight:xlMedium

と設定します。

Sub TEST8()

    '2点鎖線(中)
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDotDot
        .Weight = xlMedium
    End With
    

End Sub

では、実行してみます。

2点鎖線(中)

罫線の種類を2点鎖線中サイズに設定した結果

罫線の種類を、2点鎖線(中)に設定できました。

斜線

罫線の種類を、「斜線」にするには、

  • LineStyle:xlSlantDashDot
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST9()
    
    '斜線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlSlantDashDot
    End With
    
End Sub

では、実行してみます。

斜線

罫線の種類を斜線に設定した結果

罫線の種類を、斜線に設定できました。

1点鎖線(中)

罫線の種類を、「1点鎖線(中)」にするには、

  • LineStyle:xlDashDot
  • Weight:xlMedium

と設定します。

Sub TEST10()
    
    '1点鎖線(中)
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDashDot
        .Weight = xlMedium
    End With
    
End Sub

では、実行してみます。

1点鎖線(中)

罫線の種類を1点鎖線中サイズに設定した結果

罫線の種類を、1点鎖線(中)に設定できました。

点線(中)

罫線の種類を、「点線(中)」にするには、

  • LineStyle:xlDash
  • Weight:xlMedium

と設定します。

Sub TEST11()
    
    '点線(中)
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDash
        .Weight = xlMedium
    End With

End Sub

では、実行してみます。

点線(中)

罫線の種類を点線中サイズに設定した結果

罫線の種類を、点線(中)に設定できました。

中サイズの線

罫線の種類を、「中サイズの線」にするには、

  • LineStyle:なし
  • Weight:xlMedium

と設定します。

Sub TEST12()
    
    '中
    With Range("B2").Borders
        .Weight = xlMedium
    End With

End Sub

では、実行してみます。

中サイズの線

罫線の種類を中サイズの線に設定した結果

罫線の種類を、中サイズの線に設定できました。

太線

罫線の種類を、「太線」にするには、

  • LineStyle:なし
  • Weight:xlThick

と設定します。

Sub TEST13()

    '太
    With Range("B2").Borders
        .Weight = xlThick
    End With
    
End Sub

では、実行してみます。

太線

罫線の種類を太線に設定した結果

罫線の種類を、太線に設定できました。

二重線

罫線の種類を、「二重線」にするには、

  • LineStyle:xlDouble
  • Weight:なし

と設定します。

Sub TEST14()
    
    '二重線
    With Range("B2").Borders
        .LineStyle = xlDouble
    End With

End Sub

では、実行してみます。

二重線

罫線の種類を二重線に設定した結果

罫線の種類を、二重線に設定できました。

長かったですけども、以上です。

この13種類を使えれば、罫線の種類をVBAで設定することができます。

おわりに

この記事では、VBAで罫線の種類を設定する方法について、ご紹介しました。

罫線の種類を設定するには、「LineStyle」と「Weight」を組み合わせて設定します。

罫線の種類には、13種類あります。

罫線の設定について、一覧でまとめましたので、VBAで罫線を設定する際に使えます。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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