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Excel VBAで、「定数」を宣言するには、「Const」を使います。定数は、変数と違って、値を変更することができません。適用範囲は、3種類あって、「同じプロシージャ内」、「同じモジュール内」、「すべてのモジュール」で設定できます。場合に応じて適用範囲を設定しましょう。

はじめに

この記事では、定数の宣言について、ご紹介します。

定数は、「Const」を使って宣言します。

定数は、変数と違って、値を変更することができません。

定数の適用範囲(スコープ)には、3種類あります。

  • 同じプロシージャ内(Const)
  • 同じモジュール内(一番上にConst)
  • すべてのモジュール(一番上にPublic Const)

という感じです。

場合に応じて、必要なスコープを使いましょう。

では、定数の宣言について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 定数を宣言する方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

定数を宣言する

「定数」を宣言するには、「Const」を使います。

Constを使う

「Const」を使って、定数を宣言するとこんな感じです。

Sub TEST1()
    
    '定数を宣言
    Const A = 1
    
    MsgBox A
    
End Sub

これで、定数を宣言できます。

定数を使える

定数を宣言できました

宣言した定数を出力できました。

定数は変更できない

定数は変更できない、というのがポイントです。

Sub TEST2()
    
    '定数を宣言
    Const A = 1
    
    A = 2 '←変更はできない
    
End Sub

定数は変更できないので、変更したらエラーとなります。

定数は変更できない

定数は変更できないので、変更したらエラーとなります
定数は変更できないので、変更したらエラーとなります

定数は変更できないので、変更したらエラーとなりました。

定数は、値を固定して使いたい場合に使えます。

定数の適用範囲(スコープ)を設定する

定数の適用範囲(スコープ)を設定してみます。

適用範囲(スコープ)は3種類

適用範囲(スコープ)は3種類あります。

  • 同じプロシージャ内(Const)
  • 同じモジュール内(一番上にConst)
  • すべてのモジュール(一番上にPublic Const)

という感じです。

プロシージャ内で「Const」を使うと、同じプロシージャ内で使えます。

同じ「プロシージャ」内

プロシージャ内で「Const」を使うと、同じプロシージャ内で使えます

一番上に「Const」を使うと、同じモジュール内で使えます。

同じ「モジュール」内

一番上に「Const」を使うと、同じモジュール内で使えます

一番上に「Public Const」を使うと、すべてのモジュールで使えます。

すべての「モジュール」

一番上に「Public Const」を使うと、すべてのモジュールで使えます

という感じで、3種類の使い分けができます。

それぞれ実行してみます。

同じプロシージャ内(Const)

プロシージャ内で「Const」を使って宣言してみます。

同じプロシージャ内で使える

プロシージャ内で「Const」を使うと、定数は同じプロシージャ内で使えます。

プロシージャ内で「Const」を使うと、定数は同じプロシージャ内で使えます

実行してみます。

同じプロシージャ内で定数を使えました

同じプロシージャ内で定数を使えました。

別プロシージャでは使えない

プロシージャ内で「Const」を宣言した場合は、別プロシージャでは使えません

プロシージャ内で「Const」を宣言した場合は、別プロシージャでは使えません

結果は、空白となります。

結果は、空白となりました

結果は、空白となりました。

同じモジュール内(一番上にConst)

一番上の方で、「Const」を宣言してみます。

同じモジュール内で使える

一番上で「Const」を宣言すると、同じモジュール内で定数を使えます。

一番上で「Const」を宣言すると、同じモジュール内で定数を使えます

実行してみます。

同じモジュール内で定数を使えました

同じモジュール内で定数を使えました。

別モジュールでは使えない

一番上で「Const」を宣言した場合は、別モジュールでは定数は使えません

一番上で「Const」を宣言した場合は、別モジュールでは定数は使えません

結果は、空白となります。

結果は、空白となりました

結果は、空白となりました。

すべてのモジュール(一番上にPublic Const)

一番上で、「Public Const」を宣言してみます。

一番上に「Public Const」を宣言すると、すべてのモジュールで定数を使えます。

すべてのモジュールで使える

一番上に「Public Const」を宣言すると、すべてのモジュールで定数を使えます

実行してみます。

別モジュールでも使える

別モジュールでも、定数を使うことができました

別モジュールでも、定数を使うことができました。

おわりに

この記事では、定数の宣言について、ご紹介しました。

定数は、「Const」を使って宣言します。

定数は、変数と違って、値を変更することができません。

定数の適用範囲(スコープ)には、3種類あります。

  • 同じプロシージャ内(Const)
  • 同じモジュール内(一番上にConst)
  • すべてのモジュール(一番上にPublic Const)

という感じです。

場合に応じて、必要なスコープを使いましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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