－ちょっと使えるネタを紹介－
Excel VBAで、月別に別シートを転記するには、「.AutoFilter」で各月を抽出して、「.Copy」で別シート転記するとできます。「月のリスト」を作成して、月別で別シート転記すると便利です。月別に別シート転記する方法について、マスターしていきましょう。
この記事では、月別に別シートを転記する方法について、ご紹介します。
やり方としは、「.AutoFilter」を使ってデータを抽出して、「.Copy」を使って転記するとできます。
「月のリスト」を作成して、月別に別シート転記すると、便利です。
月別に別シート転記する方法について、マスターしていきましょう。
では、月別に別シートを転記する方法について、解説していきます。
この記事を読むメリット
目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。
目次
月別で別シートに転記してみます。
やりたい内容は、月別に別シートに転記したいということになります。
月別に別シートに転記したいです。
結果をみると、こんな感じで、月別に別シートに転記をします。
では、月別に別シート転記する方法について、みていきましょう。
VBAコードを作成してみます。
VBAコードをポイントごとに作成していきます。
という感じで作成していきます。
では、やっていきましょう。
まずは、1月のデータのみを、別シートに転記してみます。
1月のデータのみを、別シートに転記するVBAコードは、次のようになります。
Sub TEST1() Dim A, B A = DateSerial(2022, 1, 1) '2022/1/1 B = DateSerial(2022, 1 + 1, 0) '2022/1/31 '2022年1月でフィルタ Sheets("Sheet1").Range("A1").AutoFilter 1, ">=" & A, xlAnd, "<=" & B Sheets.Add after:=Sheets(Sheets.Count) 'シートを追加 ActiveSheet.Name = Format(A, "yyyy年m月") 'シート名を変更 'フィルタ結果を転記 Sheets("Sheet1").Range("A1").CurrentRegion.Copy Range("A1") Sheets("Sheet1").Range("A1").AutoFilter 'オートフィルタを解除 End Sub
では、実行してみます。
実行すると、2022年1月でフィルタします。
次に、シートが追加されます。
シート名を変更します。
フィルタ結果をコピーします。
最後に、元シートのフィルタを解除します。
これで、1月のデータを、別シートに転記できます。
1月のデータを、別シートに転記できました。
次は、先ほどのVBAコードにいくつかVBAコードを追加して、1月～5月のデータ別シートに転記してみます。
1月～5月のデータを転記してみます。
1月～5月のデータを、別シートに転記するVBAコードになります。
Sub TEST2()
Dim A, B
For i = 1 To 5
A = DateSerial(2022, i, 1) '1日
B = DateSerial(2022, i + 1, 0) '月末
'月でフィルタ
Sheets("Sheet1").Range("A1").AutoFilter 1, ">=" & A, xlAnd, "<=" & B
Sheets.Add after:=Sheets(Sheets.Count) 'シートを追加
ActiveSheet.Name = Format(A, "yyyy年m月") 'シート名を変更
'フィルタ結果を転記
Sheets("Sheet1").Range("A1").CurrentRegion.Copy Range("A1")
Sheets("Sheet1").Range("A1").AutoFilter 'オートフィルタを解除
Next
End Sub
では、実行してみます。
実行するとまず、1月のデータを別シートに転記できます。
次は、2月のデータを別シートに転記できます。
次は、3月のデータを別シートに転記できます。
そして、4月のデータを別シートに転記できます。
最後に、5月のデータを別シートに転記できます。
5月のデータを別シートに転記できました。
こんな感じで、1月～5月をループすることで、月別に別シートに転記することができます。
次は、「月のリスト」を作成して、月別に別シート転記してみます。
転記したい月がわかっていない場合がありますので、自動で「月のリスト」を作成できると便利です。
手順としては、
という感じで、VBAコードを作成します。
月のリストを作成して、月別で別シートに転記するVBAコードです。
Sub TEST3() Dim C '辞書を作成 Set C = CreateObject("Scripting.Dictionary") Dim D 'データを配列に格納 With Sheets("Sheet1") D = .Range("A2:A" & .Cells(Rows.Count, "A").End(xlUp).Row) End With '重複しない年月を、辞書に登録 For i = 1 To UBound(D, 1) If C.exists(Format(D(i, 1), "yyyy/m")) = False Then C.Add Format(D(i, 1), "yyyy/m"), 0 End If Next Dim E E = C.keys 'キーを取得 Dim A, B For i = 0 To UBound(E) A = DateSerial(Year(E(i)), Month(E(i)), 1) '1日 B = DateSerial(Year(E(i)), Month(E(i)) + 1, 0) '月松 '月でフィルタ Sheets("Sheet1").Range("A1").AutoFilter 1, ">=" & A, xlAnd, "<=" & B Sheets.Add after:=Sheets(Sheets.Count) 'シートを追加 ActiveSheet.Name = Format(A, "yyyy年m月") 'シート名を変更 'フィルタ結果を転記 Sheets("Sheet1").Range("A1").CurrentRegion.Copy Range("A1") Sheets("Sheet1").Range("A1").AutoFilter 'フィルタを解除 Next End Sub
「Dictionary」は、重複しないリストを作成する際に、かなり便利に使えます。
「Dictioinary」の使い方について、詳細はこちらでまとめています。
では、ポイント毎に、実行してみます。
実行すると、月のリストを作成できます。
さらに実行して、月別で別シートに転記できます。
「月のリスト」を作成して、月別で別シートに転記できました。
「月のリスト」を作成できれば、追加したデータも、別シートに自動で転記することができます。
データを追加してみます。
先ほどと同じVBAコードを実行してみます。
追加データも自動で転記できました。
この記事では、月別に別シートを転記する方法について、ご紹介しました。
やり方としは、「.AutoFilter」を使ってデータを抽出して、「.Copy」を使って転記するとできます。
「月のリスト」を作成して、月別に別シート転記すると、便利です。
月別に別シート転記する方法について、マスターしていきましょう。
参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
関連する記事から探す
カテゴリから見たい項目を探すと便利ですよ。
↓キーワードを入力する