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Excelで、数値を文字列に変換する方法について、ご紹介します。数値を文字列に変換するには、「TEXT関数」、「区切り位置」、「メモ帳」を使う方法があります。状況に応じて、使い分けていきましょう。

はじめに

この記事では、数値を文字列に変換する方法について、ご紹介します。

数値を文字列に変換する方法としては、「TEXT関数」、「区切り位置」、「メモ帳」を使う方法があります。

他の文字列と結合したい場合は、「TEXT関数」を使うとできます。

一括で文字列に変換がしたいんだという場合は、「区切り位置」を使うと便利です。

表示形式も含めて文字列に変換したいという場合は、「メモ帳」が使えます。

使う状況に応じて、使い分けていきましょう。

では、数値を文字列に変換する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 数値を文字列に変換する方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで「TEXT関数」を使って数値を文字列に変換

Excelで、TEXT関数を使って、数値を文字列に変換してみます。

代表的なところで、次の3つの表示形式で文字列に変換してみます。

  • 文字列に変換("@")
  • 日付文字列に変換("yyyy/m/d")
  • 通貨文字列に変換("#,##0円")

では、やってみます。

文字列に変換("@")

文字列に変換するだけなら、TEXT関数の表示形式「"@"」を入力するとできます。

=TEXT(A2,"@")

では、セルに入力してみます。

文字列に変換

TEXT関数を使って数値を文字列に変換した結果

結果は、「"1000"」になりました。

左に寄っているので、文字列になっています。

日付文字列に変換("yyyy/m/d")

次は、日付文字列に変換してみます。

TEXT関数の表示形式に、「"yyyy/m/d"」を入力します。

=TEXT(A2,"yyyy/m/d")

では、セルに入力してみます。

日付文字列に変換

TEXT関数を使って数値を日付文字列に変換した結果

結果は、「"2021/5/1"」になりました。

左に寄っているので、文字列になっています。

通貨文字列に変換("\#,##0")

次は、通貨文字列に変換してみます。

TEXT関数の表示形式に、「"\#,##0"」を入力します。

=TEXT(A2,"\#,##0")

では、セルに入力してみます。

通貨文字列に変換

TEXT関数を使って数値を通貨文字列に変換した結果

結果は、「"\1,000"」になりました。

左に寄っているので、文字列になっています。

こんな感じで、TEXT関数を使えば、好きな表示形式の文字列に、変換することができます。

文字列に変換できれば、文字列どおしを結合したりすることが、できます。

Excelで「区切り位置」を使って数値を文字列に変換

次は、「区切り位置」を使って、数値を文字列に変換してみます。

「区切り位置」を使う

数値を「区切り位置」を使って、文字列に変換してみます。

変換するセルを選択しておきます。

「データ」タブ→「データツール」→「区切り位置」を選択します。

「区切り位置」を選択

区切り位置を選択する

3つ画面があって、1つ目と2つめは、特に設定しないです。

3つ目の画面だけ、設定します。

1つ目の設定は、そのまま「次へ」をクリックします。

1つ目はそのまま「次へ」をクリック

1つ目の設定はそのまま次へをクリックする

2つ目の設定も、そのまま「次へ」をクリックします。

2つ目もそのまま「次へ」をクリック

2つ目の設定もそのまま次へをクリックする

3つ目の設定で、「文字列」を設定して、「完了」を選択します。

3つ目で「文字列」を選択して「完了」

3つ目の設定で「文字列」を設定して「完了」をクリック

これで、「文字列」に変換することができます。

文字列に変換

数値を文字列に変換した結果

結果は、「"1000"」となりました。

文字列に変換できています。

表示形式は残らない

「区切り位置」を使って、文字列に変換すると、表示形式は設定されません。

表示形式を、「通貨」に設定した「\1,000」を、「区切り位置」で文字列に変換してみます。

表示形式を「通貨」にする

表示形式を「通貨」に設定した数値

では、「区切り位置」で文字列に変換してみます。

「区切り位置」では表示形式は残らない

表示形式を「通貨」に設定した数値を文字列に変換

結果は、「"1000"」となりました。

表示形式は、残らないですね。

Excelで表示形式を含めて数値を文字列に変換

次は、「メモ帳」を使って、表示形式を含めて、数値を文字列に変換してみます。

メモ帳を使うという、ちょっと無理やりですけど、やってみます。

メモ帳を使う

メモ帳を使って、表示形式も含めて、文字列に変換してみます。

先に「貼り付け先のセル」の表示形式を「文字列」にしておきます。

表示形式を「文字列」にしておく

貼り付け先のセルの表示形式を文字列にしておく

表示形式も含めて文字列に変換したいセルを、コピーします。

数値をコピー

表示形式も含めて文字列に変換したいセルをコピー

メモ帳を開いて、値を貼り付けます。

メモ帳に貼り付け

メモ帳を開いて値を貼り付け

貼り付けた値をそのまま、コピーします。

メモ帳の値をコピー

メモ帳を開いて値を貼り付け

Excelのシートに、貼り付けます。

Excelに貼り付ける

Excelのシートに貼り付ける

表示形式を残したまま、文字列に変換することができました。

ちょっと面倒くさいですけど、表示形式を残して、文字列に変換したい場合は、メモ帳を使うと便利です。

どちらをつかうか

数値を文字列に変換する方法について、3つをご紹介しました。

  • TEXT関数
  • 区切り位置
  • メモ帳

使い分けとしては、こんな感じです。

数値を文字列に変換する使い分け

変換した値を別で、参照する場合は、TEXT関数です。

変換した値を別で参照する場合は「TEXT関数」

この使い方が一番多いです。

例えば、日付を文字列と結合したい場合は、「TEXT関数」の表示形式を「"yyyy/m/d"」として結合する、みたいな感じです。

=TEXT(A2,"yyyy/m/d")&"は晴れです"

セルに入力してみます。

日付を表示形式を設定して結合する

という感じです。

文字列と結合する場合には、「TEXT関数」が使えます。

文字列に変換するだけでいいなら「区切り位置」

文字列に変換するだけで、大量の数値を文字列にする場合は、「区切り位置」が使えます。

こんな感じです。

大量の数値

「区切り位置」で変換します。

文字列に変換する

という感じです。

バラバラな表示形式の数値を文字列にするなら「メモ帳」

メモ帳を使う方法は、なかなか使わないですね。

例えば、バラバラな表示形式の数値を、一括で文字列に変換したい場合に使えます。

こんな感じです。

バラバラの表示形式

これをメモ帳を使って、表示形式も含めて文字列に変換します。

バラバラの表示形式を文字列に変換

という感じです。

おわりに

この記事では、数値を文字列に変換する方法について、ご紹介しました。

数値を文字列に変換する方法としては、「TEXT関数」、「区切り位置」、「メモ帳」を使う方法があります。

他の文字列と結合したい場合は、「TEXT関数」を使うとできます。

一括で文字列に変換がしたいんだという場合は、「区切り位置」を使うと便利です。

表示形式も含めて文字列に変換したいという場合は、「メモ帳」が使えます。

使う状況に応じて、使い分けていきましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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