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Excelで、日付をまたぐ時間の引き算をする方法について、ご紹介します。日付を「1日」だけまたぐ場合は、「IF関数」を使って「1日」足すという方法が使えます。日付が「2日」以上またぐ場合の時間の引き算は、時間だけでなく「日付」も入力して引き算しましょう。

はじめに

この記事では、日付をまたぐ場合で、時間の引き算をする方法について、ご紹介します。

「1日」だけ日付をまたぐ場合は、「IF関数」を使って「1日」足すという方法が使えます。

「2日」以上の日付をまたぐ場合は、時間だけでなく、「日付」も入力して時間の引き算をしましょう。

では、日付をまたぐ時間の引き算について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 日付をまたぐ時間の引き算をする方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで時間の引き算の際に日付をまたぐ場合

Excelで、日付をまたぐ時間の引き算をすると、時間がマイナスになってしまいます。

日付を1日だけまたぐ場合に、時間を引き算するには、「1日」を足すと解決します。

まず、日付をまたがない場合で、時間の引き算をしてみます。

時間の引き算をする

日付をまたがない場合で、時間の引き算をしてみます。

引き算する数式は、こんな感じですね。

=B2-A2

では、セルに入力してみます。

日付をまたがない場合

日付をまたがない場合の時間の引き算

結果は、「9:00」となりました。

「17:00」から「8:00」を引くと、「9:00」なので、正しく引き算ができています。

問題は、日付をまたぐ場合です。

日付をまたぐとマイナスとなってしまう

日付をまたいだ時間の引き算をしてみます。

引き算をする数式は、先ほどと同じです。

=B2-A2

では、セルに数式を入力してみます。

日付をまたぐ場合

日付をまたいだ時間の引き算をした結果

結果は、「######」とエラーとなってしまいました。

マイナスの値は、時間の表示形式で表示できないので、エラーとなります。

表示形式を「標準」にして値を表示してみます。

表示形式を「標準」

表示形式を標準にして値を表示

では、値をみてみます。

値がマイナスになる

日付をまたぐ計算をするとマイナスになる

値が、「-0.70833」とマイナスになっています。

ほしいのは、「7:00」です。

こんな感じで、日付をまたぐと時間の計算ができません。

時間に「1日」足すと解決

日付をまたぐ時間の引き算をする場合は、「1日」を足すと解決します。

シリアル値で、「1日」は「1」で管理されているので、引き算の結果に「1」を足せばいいのです。

では、やってみます。

入力する数式は、こんな感じです。

=B2-A2+1

では、セルに数式を入力してみます。

「1日」を足す

日付をまたぐ時間の計算結果に1日を足す

結果は、「7:00」となりました。

日付をまたぐ計算ができています。

ただ、問題があって、無条件に「1」を足してしまうと、引き算の結果がおかしくなります。

「17:00」から「8:00」を引き算してみます。

無条件に「1日」を足すとダメ

日付をまたがない引き算に1日を足した結果

結果は、「9:00」となりました。

一見すると、正しそうに見えます。

表示形式を「[h]:mm」に変更してみます。

表示形式を「[h]:mm」に変更

表示形式を[h]:mmに変更してみる

では、引き算した結果です。

「24:00」が余分に足される

日付をまたがない引き算に1日を足した結果

結果は、「33:00」となりました。

「9:00」に「24:00」が足されたので、「33:00」となっています。

ただほしいのは、「9:00」です。

なので、「IF関数」を使って、日付をまたぐ場合だけ、「1日」を足します。

IF関数で「1日」を足す

「IF関数」を使って、時間の引き算をする際に、日付をまたぐときだけ、「1日」を足してみます。

入力する数式は、次のようになります。

=B2-A2+IF(B2-A2<0,1,0)

では、セルに数式を入力してみます。

日付をまたぐ場合だけ「1日」を足す

日付をまたぐ引き算の場合だけ1日を足した結果

結果は、「7:00」となりました。

正しく日付をまたぐ時間の引き算ができています。

日付をまたがない時間の引き算もしてみます。

入力する数式は先ほどと同じです。

日付をまたがない場合で引き算

日付をまたがない時間の引き算をした結果

結果は、「9:00」となりました。

正しく引き算ができています。

入力されている時間が「9:00」かを確認してみます。

正しく引き算できている

引き算の結果が正しいかを確認

結果は、「TRUE」となりました。

正しく、引き算ができていますね。

こんな感じで、日付を「1日」だけまたいでしまう場合は、「IF関数」を使って「1日」を足してあげましょう。

Excelで日付を「2日」またいでしまう場合

次は、日付を「2日」またいでしまう場合に、時間の引き算をする方法です。

結果から言うと時間だけ入力するのではなく、「日付」+「時間」を入力することで解決します。

では、ちょっと解説していきます。

IF関数では対応できない

先ほど使った、「IF関数を使って1日足す」方法では、「2日」またぐ場合には、対応できません。

IF関数は「2日」またぐ場合は使えない

2日またぐ時間の引き算はIF関数では対応できない

退室時刻が「2日後」の3:00だと、「31:00」が欲しいですよね。

「IF関数で1日足す」は使えません。

日付+時間を入力して解決

日付をまたぐ時間の計算をする場合は、「日付」も入力してあげると全て解決します。

日付を入力した時間で、引き算してみます。

数式は、シンプルにこんな感じです。

=B2-A2

セルに入力してみます。

「2日」またぐ場合の時間の引き算をしてみます。

「日付+時間」で時間の引き算

日付+時間を使って日付をまたぐ引き算をしてみる

結果は、「31:00」となりました。

表示形式を「[h]:mm」に変更しています。

もちろん、「1日」だけまたぐ場合でも、時間の引き算ができます。

「1日」だけまたぐ場合でも使える

日付+時間を使って1日またぐ場合の引き算をしてみる

結果は、「7:00」となりました。

正しく、日付をまたぐ時間の引き算ができています。

時間をまたぐときは、「日付」も入力しましょう。

おわりに

この記事では、日付をまたぐ場合で、時間の引き算をする方法について、ご紹介しました。

「1日」だけ日付をまたぐ場合は、「IF関数」を使って「1日」足すという方法が使えます。

「2日」以上の日付をまたぐ場合は、時間だけでなく、「日付」も入力して時間の引き算をしましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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