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Excelで、日付を比較する方法について、ご紹介します。日付を比較するには、「比較演算子」を使います。「<, <=, >, >=, =」などですね。日付の比較をする際に、「IF関数」を使うと比較結果がわかりやすくなります。日付がうまくできない場合には、「DATE関数」を使うとうまく比較ができるようになります。

はじめに

この記事では、日付の比較をする方法について、ご紹介します。

日付の比較をするには、「比較演算子」を使います。

比較演算子は、「<, <=, >, >=, =」などですね。

比較演算子を組み合わせることもできて、「AND」と「OR」を使います。

比較した結果をわかりやすく表示するには、「IF関数」を使うと便利です。

日付がうまく比較できない場合は、「DATE関数」を使う方法で解決できます。

では、日付の比較をする方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 日付を比較する方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで日付の比較をする

Excelで、日付の比較をするには、比較演算子を使います。

比較演算子には、次のものがあります。

  • <
  • <=
  • >
  • >=
  • =

それぞれの比較演算子で、日付を比較してみます。

「<」で日付を比較

比較演算子の「<」で日付を比較してみます。

次のようにセルに数式を入力します。

「<」で比較

=A2<B2

という感じです。

結果は、「TRUE」もしくは「FALSE」で表示されます。

条件が成り立つ場合は「TRUE」で、不成立の場合は「FALSE」となります。

日付「2021/5/1」と「2021/5/3」を比較してみます。

「TRUE」の場合

日付を<で比較した結果

「2021/5/1」より「2021/5/3」の方が大きいので、結果は「TRUE」となります。

イメージは、こんな感じですね。

「TRUE」のイメージ

日付を<を使って比較したイメージ

左の方が過去で、右が未来のイメージです。

この場合は、条件が成り立つので、「TRUE」となります。

次は、条件が不成立の場合でやってみます。

日付「2021/5/1」と「2021/4/30」を「<」を使って、比較してみます。

「FALSE」の場合

日付を<で比較した結果

今度は、条件が不成立なので、「FALSE」となりました。

イメージは、こんな感じですね。

「FALSE」のイメージ

日付を<を使って比較したイメージ

この場合は、条件が不成立となるので、「FALSE」となります。

「<=」で日付を比較

比較演算子の「<=」で日付を比較してみます。

次のようにセルに数式を入力します。

「<=」で比較

=A2<=B2

という感じです。

「=」を付けると、「日付が同じ」場合も、条件が「成立」となります。

同じ日付で、「2021/5/1」と「2021/5/1」を比較してみます。

「<=」で比較した結果

日付を<=で比較した結果

「2021/5/1」と「2021/5/1」は同じなので、結果は「TRUE」となります。

「>」で日付を比較

比較演算子の「>」で日付を比較してみます。

先ほどとは比較の仕方が、反対になります。

次のようにセルに数式を入力します。

「>」で比較

=A2>B2

という感じです。

日付「2021/5/3」と「2021/5/1」を比較してみます。

「>」で比較した結果

日付を>で比較した結果

「2021/5/3」の方が、「2021/5/1」より大きいので、結果は「TRUE」となります。

イメージは、こんな感じですね。

「>」で比較したイメージ

日付を>を使って比較したイメージ

今度は、左の方が未来で、右が過去のイメージです。

この場合は、条件が成り立つので、「TRUE」となります。

「>=」で日付を比較

比較演算子の「>=」で日付を比較してみます。

「>」にも「=」を付けて比較することができます。

ポイントは、「=」は右側につけるということです。

次のようにセルに数式を入力します。

「>=」で比較

=A2>=B2

という感じです。

「=」を付けると、「日付が同じ」場合も、条件が「成立」となります。

同じ日付で、「2021/5/1」と「2021/5/1」を比較してみます。

「>=」で比較した結果

日付を>=で比較した結果

「2021/5/1」と「2021/5/1」は同じなので、結果は「TRUE」となります。

「=」で日付を比較

比較演算子の「=」で日付を比較してみます。

「=」はわかりやすいですね。

同じ日付の場合に、「TRUE」となります。

次のようにセルに数式を入力します。

「=」で比較

=A2=B2

という感じです。

同じ日付で、「2021/5/1」と「2021/5/1」を一致するかを判定してみます。

「=」で比較した結果

日付を=で比較した結果

「2021/5/1」と「2021/5/1」は同じなので、結果は「TRUE」となります。

比較演算子を組み合わせる

比較演算子は、組み合わせることもできます。

組み合わせで使う演算子は、次の2つです。

  • AND
  • OR

「AND」は、条件が2つあるとすると、2つの条件とも満足する場合となります。

「OR」は、条件が2つあるとすると、2つの条件の中で、どちらか一方を満足する場合となります。

では、比較演算子を組み合わせて、日付を比較してみます。

ANDを使う

「AND」を使って、日付を比較してみます。

セルに入力する数式は、こんな感じになります。

「AND」を使う

=AND(A2<=C2,C2<=B2)

「2021/5/1」より未来で、かつ、「2021/5/10」より過去の条件で、日付「2021/5/3」を比較してみます。

実際にセルに入力した結果です。

「AND」を使って比較した結果

ANDを使って日付を比較した結果

比較した結果は、「TRUE」となりました。

「2021/5/3」は、「2021/5/1」と「2021/5/10」の間にあるので、条件が成立します。

「AND」を使ったイメージは、こんな感じです。

「AND」で比較するイメージ

ANDを使って日付を比較したイメージ

「AND」は、条件をすべて満たす場合に、成立します。

ORを使う

次は、「OR」を使って、日付を比較してみます。

セルに入力する数式は、こんな感じになります。

「OR」を使って比較

=OR(C2<A2,B2<C2)

「2021/5/1」より過去、もしくは、「2021/5/10」より未来の条件で、日付「2021/5/11」を比較してみます。

実際にセルに入力した結果です。

「OR」を使って比較した結果①

ORを使って日付を比較した結果

比較した結果は、「TRUE」となりました。

「2021/5/11」は、「2021/5/10」より未来にあるので、条件が成立します。

「OR」を使ったイメージは、こんな感じです。

「OR」で比較するイメージ①

ORを使って日付を比較したイメージ

「OR」は、条件を1つでも満たす場合に、成立します。

なので、次のように、「2021/4/30」を比較した場合でも、条件が成立します。

「OR」を使って比較した結果②

ORを使って日付を比較した結果

「2021/4/30」の場合でも、「TRUE」となりました。

イメージはこんな感じですね。

「OR」で比較するイメージ②

ORを使って日付を比較したイメージ

「2021/4/30」は、「2021/5/1」より過去なので、こちらも条件が成立します。

IF関数で日付の比較をする

日付の比較をする場合は、「IF関数」を使って比較することが、多いですね。

「IF関数」を使って、比較する日付が、期限内かを判定してみます。

期限内かを確認

比較する日付が、期限内かを「IF関数」を使って比較してみます。

数式は、こんな感じで入力します。

「IF関数」を使って比較

=IF(A2<=B2,""期限内です"",""期限を過ぎた"")

日付「2021/5/10」が期限日「2021/5/20」の期限内かを確認します。

期限内の場合

比較する日付が期限内かをIF関数を使って判定した結果

結果は、「期限内です」となりました。

「2021/5/10」は期限「2021/5/20」の期限内なので、「期限内です」となりました。

次は、期限を過ぎた場合でやってみます。

日付「2021/5/30」が期限日「2021/5/20」の期限内かを確認します。

期限を過ぎた場合

比較する日付が期限内かをIF関数を使って判定した結果

結果は、「期限を過ぎた」となりました。

「2021/5/30」は期限「2021/5/10」を過ぎているので、「期限を過ぎています」となりました。

こんな感じで、日付の比較をする場合は、「IF関数」を使うとわかりやすいですね。

期限に近づいているかを確認

比較する日付が、期限日に近いかどうかを、判定することもできます。

セルに入力する数式は、こんな感じになります。

期限に近いかを判定

=IF(A2<=B2-10,""残り10日以上"",""残り10日未満"")

期限「2021/5/20」の「10日前」と比較して、期限に近いかを判定します。

期限がある場合

期限に近いかを判定した結果

結果は、「残り10日以上」となりました。

日付「2021/5/1」は、期限「2021/5/20」まで、10日以上あるので、正しく比較ができています。

次は、期限「2021/5/20」の「10日前」を過ぎた場合でやってみます。

期限に近い場合

期限に近いかを判定した結果

結果は、「残り10日未満」となりました。

日付「2021/5/15」は、期限「2021/5/20」まで、10日未満なので、正しく比較ができています。

Excelで日付の比較ができない場合

Excelで日付の比較に失敗する場合を、紹介します。

数式の中に、直接、日付を入力するとうまく日付ができせん。

試してみます。

数式に日付を入れる場合

数式に、直接、日付を入力して日付を比較すると、うまく比較ができません。

こんな感じの数式です。

うまく比較できない入力

=IF(A1=2021/5/1,""一致"",""不一致"")

では、実際にセルに入力してみます。

正しく比較できない

数式に直接、日付を入力するとうまく比較ができない

結果は、「不一致」となりました。

数式の中に直接、日付を入力しても、「日付として認識されない」です。

数式の中に直接、日付を入力したい場合は、「DATE関数」を使います。

DATE関数を使うと比較ができる

DATE関数を使って、日付の比較をしてみます。

こんな感じで、セルに数式を入力します。

「DATE関数」を使って比較

=IF(A1=DATE(2021,5,1),""一致"",""不一致"")

DATE関数を使って、日付を比較しています。

実際に入力してみます。

「DATE関数」で比較した結果

DATE関数を使って日付を比較した結果

結果は、「一致」となりました。

数式の中に、直接、日付を入力して、日付を比較したい場合は、「DATE関数」を使いましょう。

おわりに

この記事では、日付の比較をする方法について、ご紹介しました。

日付の比較をするには、「比較演算子」を使います。

「<, <=, >, >=, =」などですね。

比較演算子を組み合わせるには、「AND」と「OR」を使います。

比較した結果をわかりやすく表示するには、「IF関数」を使うと便利です。

数式の中に日付を入力して比較したい場合は、「DATE関数」を使うとうまく比較することができます。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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