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Excelで、数値を文字列として扱う方法について、ご紹介します。方法は、3つあって、「'」、「区切り位置」、「TEXT関数」を使うという方法です。一番簡単なのは、「'」を使う方法になります。大量の変換が必要な場合には、「区切り位置」が便利です。

はじめに

この記事では、数値を文字列として扱う方法について、ご紹介します。

数値を文字列として扱うには、次の4つがありました。

  • アポストロフィー「'」を使う
  • 表示形式を「文字列」にする
  • 「区切り位置」を使う
  • 「TEXT関数」を使う

という感じです。

一番簡単な方法は、アポストロフィー「'」を使う方法です。

大量の数値を文字列として扱いたい場合は、「区切り位置」を使います。

表示形式を自由に変更して、文字列として扱えるようにしたい場合は、「TEXT関数」です。

では、数値を文字列として扱う方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 数値を文字列として扱う方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで「'」を入力して文字列として扱う

Excelで、セルに入力した値に、アポストロフィー「'」を入力して、文字列として扱ってみます。

セルに入力した値の先頭に、アポストロフィー「'」を入力するだけです。

「'」を入力してみる

セルに数値を入力しておきました。

セルに数値を入力

セルに数値を入力

右に寄っているので、数値ですね。

この数値の先頭に、アポストロフィー「'」を入力してみます。

アポストロフィー「'」を付ける

数値の先頭にアポストロフィー「'」を入力してみる

Enterで確定をします。

Enterで確定

Enterで確定をする

結果は、「"'123"」となりました。

左に寄っているので、「文字列」となっています。

文字列として扱われているか確認

文字列として扱われているか、確認してみます。

=A2="123"

では、セルに入力してみます。

セルに入力した値が文字列と扱われているか確認

結果は、「TRUE」となりました。

文字列として扱われていることになります。

Excelで表示形式を「文字列」に変更する

次は、表示形式を「文字列」に変更する方法です。

表示形式を「文字列」に変更

セルに数値を入力しておきました。

セルに数値を入力

セルに数値を入力しておく

では、表示形式を「文字列」に変更してみます。

表示形式を「文字列」

表示形式を「文字列」に変更

値が、左に寄りました。

ただ、表示形式を変更するだけでは、「文字列」として扱えません。

文字列かの確認

確認してみます。

=A2="123"

では、セルに入力してみます。

表示形式を変更した値が文字列かを判定

結果は、「FALSE」となりました。

文字列として扱うには、セルをアクティブにして、Enterで確定する必要があります。

セルをアクティブにしてEnterで確定

表示形式を「文字列」に変更したセルを、アクティブにします。

セルをアクティブにする

セルをアクティブにする

そして、Enterで確定します。

Enterで確定

Enterで確定する

これで、「文字列」として扱うことができます。

文字列として扱われているか確認

確認してみます。

=A2="123"

では、セルに入力してみます。

文字列として扱われているかを確認

結果は、「TRUE」となりました。

文字列として扱われていることになります。

Excelで「区切り位置」の変換で文字列として扱う

次は、「区切り位置」を使って、文字列に変換して、文字列として扱う方法です。

「区切り位置」で文字列として扱う

セルに数値を入力しました。

セルに数値を入力

セルに数値を入力

この数値を「区切り位置」で文字列に変換します。

変換するセルを選択しておきます。

「データ」タブ→「データツール」→「区切り位置」を選択します。

「区切り位置」を選択

区切り位置を選択する

区切り位置指定ウィザードなるものが表示されます。

3つの画面で設定しますけど、設定するのは、3つ目の画面です。

1つ目の画面は、特に設定しないで、そのまま「次へ」をクリックします。

1つ目はそのまま「次へ」

1つ目の画面は、そのまま「次へ」をクリック

2つ目の画面も、特に設定しないで、そのまま「次へ」をクリックします。

2つ目もそのまま「次へ」

2つ目の画面も、そのまま「次へ」をクリック

3つ目の画面で、「文字列」を選択して、「完了」をクリックします。

3つ目で「文字列」を選択して「完了」

3つ目の画面で、「文字列」を選択して「完了」

これで、「文字列」に変換できます。

「文字列」に変換

数値を区切り位置で文字列に変換

結果は、「"123"」となりました。

文字列として扱われているか確認

文字列として扱われているか確認してみます。

=A2="123"

では、セルに入力してみます。

文字列として扱われているか確認

結果は、「TRUE」です。

文字列として扱われています。

「区切り位置」を使って一括で文字列として扱う

区切り位置を使えば、複数の数値を、一括で文字列に変換することができます。

複数のセルに数値を入力しておきました。

複数のセルに数値を入力

複数のセルに数値を入力

先ほどと同じように、「区切り位置」を使って、「文字列」に変換してみます。

「区切り位置」を使って一括で文字列に変換

区切り位置を使って一括で文字列に変換

一括で、文字列に変換できました。

区切り位置を使えば、複数の数値も一括で、文字列に変換して、文字列として扱うことができます。

Excelで「TEXT関数」の変換で文字列として扱う

次は、「TEXT関数」を使って文字列に変換して、文字列として扱う、というのをやってみます。

文字列として扱う

TEXT関数で、「数値」を「文字列」に変換して、文字列として扱ってみます。

文字列に変換

入力する数式は、こんな感じです。

=TEXT(A2,"@")

では、セルに入力してみます。

TEXT関数で数値を文字列として扱う

結果は、「"123"」となりました。

左に寄っているので、「文字列」ですね。

文字列として扱われているか確認

では、文字列として扱われているかを確認してみます。

=A4="123"

では、セルに入力してみます。

文字列として扱われているかを確認

結果は、「TRUE」となりました。

文字列として扱われています。

他にも、TEXT関数を使うと、表示形式を変えれば、表示を自由に変更できます。

日付文字列として扱う

「TEXT関数」を使って、数値を「日付文字列」として扱う、というのをやってみます。

「日付文字列」に変換

入力する数式は、こんな感じです。

=TEXT(A2,"yyyy/m/d")

では、セルに入力してみます。

数値を日付文字列として扱う

結果は、「"2021/5/1"」となりました。

文字列として扱われているか確認

文字列として扱われているかを確認してみます。

=A4="2021/5/1"

では、セルに入力してみます。

文字列として扱われているかを確認

結果は、「TRUE」となりました。

文字列として扱われています。

通貨文字列として扱う

「TEXT関数」を使って、数値を「通貨文字列」として扱う、というのをやってみます。

「通貨文字列」に変換

入力する数式は、こんな感じです。

=TEXT(A2,"\#,##0")

では、セルに入力してみます。

数値を通貨文字列として扱う

結果は、「"\1,000"」となりました。

文字列として扱われているか確認

文字列として扱われているかを確認してみます。

=A4="\1,000"

では、セルに入力してみます。

文字列として扱われているかを確認

結果は、「TRUE」となりました。

文字列として扱われています。

こんな感じで、「TEXT関数」を使うと、表示を自由に変更して、文字列として扱うことができます。

おわりに

この記事では、数値を文字列として扱う方法について、ご紹介しました。

数値を文字列として扱うには、次の4つがありました。

  • アポストロフィー「'」を使う
  • 表示形式を「文字列」にする
  • 「区切り位置」を使う
  • 「TEXT関数」を使う

という感じです。

一番簡単な方法は、アポストロフィー「'」を使う方法です。

大量の数値を文字列として扱いたい場合は、「区切り位置」を使います。

表示形式を自由に変更して、文字列として扱えるようにしたい場合は、「TEXT関数」です。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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