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Excelで、セルに入力した「0」が表示されないのを解消する方法について、ご紹介します。セルに「0」を表示させる方法はいくつかあって、この記事では、4パターンの方法をご紹介します。場面に応じて使い分けると便利です。

はじめに

この記事では、セルに「0」を表示させる方法について、ご紹介します。

セルで「0」を表示させる方法は、4パターンあります。

数値もしくは文字列として認識させたい場合で、方法が変わってきます。

場面に応じて使い分けられると便利です。

では、セルに「0」を表示させる方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • セルに「0」を表示させる方法

目次から見たい項目へ移動すると便利ですよ。

目次

Excelで「0」が表示されない

Excelでセルに「0001」を入力すると、「1」と表示されて「0」は表示されません。

これは、表示形式が標準なので、0が省略されてしますからです。

実際にやってみます。

「0001」を入力した場合

Excelのセルに「0001」を入力してみます。

セル「0001」を入力

Excelのセルに0001を入力してみる

Enterで入力を確定します。

表示は「1」となる

エクエルのセルに1が入力される

Excelのセルには、「1」だけが入力されました。

これを、「0001」で表示する方法について、ご紹介します。

「0001」で表示する方法については、複数のパターンがあります。

それぞれの特徴を理解して使うといいです。

Excelで0を表示させる方法

Excelで「0」を表示させる方法として、次の方法があります。

  • 表示形式のユーザー定義「0000」
  • TEXT関数
  • アポストロフィー「'」
  • 表示形式を文字列

という感じです。

では、それぞれの方法で、「0」を表示させてみます。

表示形式のユーザー定義「0000」を使う

一つ目は、表示形式のユーザー定義を「0000」にする、という方法です。

では、やってみます。

ユーザー定義を「0000」とする

「1」を入力したセルを選択して、右クリックします。

右クリックメニューが表示される

右クリックのメニューが表示されます。

「セルの書式設定」をクリックします。

セルの書式設定が表示される

「セルの書式設定」が表示されました。

「表示形式」タブから「ユーザー定義」を選択します。

表示形式タブからユーザー定義を選択する

種類のところに、「0000」を入力します。

ユーザー定義の種類のところに0000を入力する

これで、OKをクリックします。

結果をみてみます。

ユーザー定義で「0」を表示

ユーザー定義の表示形式で0000とした結果

「0」が表示されました。

セルに入力されている値は、「1」のままです。

こんな感じで、表示形式のユーザー定義から「0000」を入力すると、「0」を表示することができます。

桁数を5桁にしたい場合は、表示形式を「00000」とすれば、「00001」とすることができます。

ちなみに、セルの書式設定のショートカットは「Ctrl + 1」

ちなみに、「セルの書式設定」は、「Ctrl + 1」で、ショートカットすることができます。

Ctrl+1でセルの書式設定を表示することができる

という感じで、すぐに開くことができます。

セルの書式設定は、よく使う画面なので、ショートカットキーを覚えておくと、便利です。

TEXT関数を使う

次は、「TEXT関数」を使う方法で、「0」を表示させてみます。

TEXT関数は、次のように入力します。

「=TEXT(値, 表示形式)」

という感じです。

「1」を「0001」と表示させたいので、次のように入力します。

TEXT関数を使う

TEXT関数を使って0001で表示させる

セルに、「=TEXT(1, "0000")」と入力しています。

結果をみてみます。

TEXT関数で「0」を表示

TEXT関数を使って0001で表示させた結果

結果は、「0001」と表示させることができました。

表示形式は先ほどと同じで、「0000」としています。

関数を使っているので、セルに入力された値は、数式となります。

アポストロフィー「'」を使う

次は、アポストロフィー「'」を使って「0」を表示させる方法です。

アポストロフィー「'」を使うと、「文字列」として認識されるので、「0」を表示させることができます。

こんな感じで入力します。

アポストロフィー「'」を使う

アポストロフィーを使って文字列として「0」を表示させる

セルに、「'0001」と入力しています。

結果をみてみます。

アポストロフィー「'」で「0」を表示

アポストロフィーを使って文字列として「0」を表示させた結果

結果は、「0001」となりました。

「0」が表示されています。

セルに入力されている値は、「'0001」となっています。

値が、左に寄っているので、「文字列」として認識されています。

表示形式を文字列にする

最後は、表示形式を「文字列」にして、「0」を表示させる方法です。

考え方は、先ほどと同じで、「文字列」にしてしまえば、「0」を表示させることができるので、表示形式を「文字列」に設定してしまう、という方法です。

表示形式を「文字列」にする

セルB2の表示形式を変えたいので、セルB2を選択します。

「ホーム」タブの「数値」のリストを選択します。

ホームタブの数値のリストを選択する

「表示形式」のリストが出てきますので、「文字列」を選択します。

セルB2の表示形式が「文字列」となります。

表示形式から文字列を選択する

セルB2の表示形式が「文字列」となりました。

では、セルB2に「0001」を入力してみます。

セルB2に0001を入力する

結果をみてみます。

文字列にして「0」を表示

表示形式を文字列にして、「0」を表示した結果

結果は、「0001」となりました。

セルに入力されている値は、そのまま「0001」となります。

セルの「0」を表示させる方法はどれがいいか

セルの「0」を表示させる方法として、4パターンを解説しました。

どの方法を使えばいいかについて場合別に考えてみます。

数値として認識させたい場合

数値として認識させたい場合は、「表示形式のユーザー定義」を使う方法がいいです。

表示形式のユーザー定義を使う方法だけが、数値「1」として認識されます。

  • 表示形式のユーザー定義「0000」:数値「1」
  • TEXT関数:文字列「0001」
  • アポストロフィー「'」:文字列「0001」
  • 表示形式を文字列:文字列「0001」

なので、数値として認識させたい場合は、表示形式でユーザー定義に「0000」を入力させて「0」を表示しましょう。

文字列として認識させる場合

確実なのは、「アポストロフィー」を使う方法です。

「表示形式を文字列」にして「0」を表示させる方法は、表示形式を変更されてしまうと「0」のデータ消えてしまう恐れがあります。

なので、「表示形式を文字列」ではなく、「アポストロフィー」を使う方法がいいでしょう。

「TEXT関数を使う方法」はデータとして「0001」を持っていなくて関数で変換しています。

なので、「TEXT関数」よりは、「アポストロフィー」が確実です。

おわりに

この記事では、「0」を表示させる方法について、ご紹介しました。

セルで「0」を表示させる方法として、4パターンご紹介しました。

数値として認識させる場合は、表示形式でユーザー定義「0000」を使う方法がありました。

文字列として認識させる場合は、「アポストロフィー」を使う方法が確実でしょう。

使いたい場面に応じて、使い分けるといいです。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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