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Excelで、文字列を左から削除する方法について、ご紹介します。左から削除する方法は、2パターンあります。RIGHT関数とLEN関数の組み合わせ、SUBSTITUTE関数とLEFT関数の組み合わせです。確実なのは、RIGHT関数とLEN関数の組み合わせです。

はじめに

この記事では、文字列を左から削除する方法について、ご紹介します。

左から削除する方法として、2パターンがあります。

  • RIGHT関数+LEN関数 ←これがいい
  • SUBSTITUTE関数+LEFT関数

という感じです。

ただ、SUBSTITUTE関数とLEFT関数の組み合わせは、思わぬ落とし穴があります。

文字列を左から削除したい場合は、RIGHT関数とLEN関数の組み合わせを使いましょう。

では、文字列を左から削除する方法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 文字列を左から削除する方法

本記事の内容を動画でまとめています

目次

Excelで「RIGHT」と「LEN」を使って文字列を左から削除

「RIGHT関数」と「LEN関数」を使って、文字列を左から削除してみます。

RIGHT関数で6文字から右の4文字を抽出

6文字の文字列を、「左から2文字だけ削除」することを、例にしてみます。

最終的に、文字列を「右から4文字だけ抽出」すると、「左から2文字を削除」したことになります。

数式としては、こんな感じです。

=RIGHT(A2,4)

セルに入力するとこんな感じです。

右から4文字を抽出して2文字を削除

右から4文字を抽出して左の2文字を削除

これで、左から2文字を削除できます。

この「RIGHT関数」の数式のなかで、「4」文字の値がわかりません。

この「4」文字をどうにか取得すると、左から2文字を削除することができます。

抽出する4文字をどうにか取得する

RIGHT関数の中の4文字をどうにか取得する

この抽出する「4」文字を、「LEN関数」を使って取得します。

LEN関数で6文字引く2文字で「4文字」を作る

「6」文字の文字列から、「2」文字を削除したいので、抽出する「4」文字を作成します。

「LEN関数」を使うとこんな感じになります。

=LEN(A2)-2

セルに入力してみます。

LEN関数で「4」文字を作成

LEN関数を使って抽出する文字数を作成

結果は、「4」文字となりました。

左から2文字を削除したい場合は、この「4」文字を右から抽出します。

RIGHT関数とLEN関数を組み合わせる

LEN関数を使って作成した「4」文字を、RIGHT関数に組み合わせます。

数式は、こんな感じです。

=RIGHT(A2,A4)

セルに入力します。

左から2文字を削除

LEN関数とRIGHT関数を組み合わせて2文字を削除した結果

結果は、「CDEF」となりました。

左から「2文字」だけを削除できています。

RIGHT関数とLEN関数を、1つのセルにまとめると、次のようになります。

RIGHT関数とLEN関数をまとめる

RIGHT関数とLEN関数を、1つのセルにまとめて、左から2文字削除する数式は、こんな感じです。

=RIGHT(A2,LEN(A2)-2)

セルに入力します。

数式をまとめる

RIGHT関数とLEN関数を1つのセルにまとめて左から2文字削除した結果

結果は、先ほどと同じで「CDEF」となりました。

こんな感じで、RIGHT関数とLEN関数を組み合わせると、文字列を左から削除することができます。

Excelで「SUBSTITUTE」と「LEFT」で文字列を左から削除

右から文字列を削除する方法で、「SUBSTITUTE関数」と「LEFT関数」を使った方法です。

SUBSTITUTE関数で左の2文字を空欄""に置換する

SUBSTITUTE関数で、削除したい2文字を、空欄""に置換することで、削除するという方法です。

数式としては、次のようなイメージです。

=SUBSTITUTE(A2,"AB","")

セルに入力します。

削除したい文字列を空欄""に置換

SUBSTITUTE関数で文字列を左から削除する

左から2文字を削除したいので、「AB」を空欄""に置換しています。

削除する2文字をどうにか取得できれば、左から削除ができます。

削除する文字列をどうにか取得する

空欄

削除する左からの文字列は、「LEFT関数」を使うと簡単に取得できます。

LEFT関数で左の2文字を抽出

「LEFT関数」で、削除する左の2文字を、取得してみます。

数式は、こんな感じです。

=LEFT(A2,2)

セルに入力します。

削除する文字列を取得

削除する左側の文字列を取得

結果は、「AB」となりました。

取得した「AB」を、空欄""に置換すると、文字列を左から削除できます。

SUBSTITUTE関数とLEFT関数を組み合わせる

SUBSTITUTE関数で、LEFT関数で取得した文字列を、空欄""に置換してみます。

数式は、こんな感じです。

=SUBSTITUTE(A2,A4,"")

セルに入力してみます。

左から文字列を削除

SUBSTITUTE関数を使ってRIGHT関数で取得した文字列を空欄

結果は、「CDEF」となりました。

文字列を左から削除できています。

SUBSTITUTE関数とLEFT関数を、1つのセルにまとめると、次のようになります。

SUBSTITUTE関数とLEFT関数をまとめる

SUBSTITUTE関数とLEFT関数を、1つのセルにまとめると、数式はこんな感じです。

=SUBSTITUTE(A2,LEFT(A2,2),"")

セルに入力します。

数式をまとめる

SUBSTITUTE関数とLEFT関数を1つのセルにまとめて左から文字列を削除した結果

結果は、先ほどと同じで、「CDEF」です。

こんな感じで、SUBSTITUTE関数とLEFT関数を使うと、文字列を左から削除することができます。

どちらを使うか

左から文字列を削除する方法として、2パターンをご紹介しました。

どちらを使った方が、いいか。

断然、RIGHT関数とLEN関数の組み合わせを、使った方がいいです。

RIGHTとLENの組み合わせを使いましょう

左から削除する場合は、RIGHT関数とLEN関数の組み合わせを使いましょう。

SUBSTITUTEとLEFT関数を使う方法は、少し落とし穴があります。

例えば、「ABCABC」という文字列を、左から2文字を削除してみます。

=SUBSTITUTE(A2,LEFT(A2,2),"")

セルに入力します。

SUBSTITUTEとLEFTの組み合わせは不確実

SUBSTITUTE関数とLEFT関数を使って左から削除した結果

結果は、「CC」となりました。

んっ。

ほしいのは、「CABC」ですよね。

SUBSTITUTE関数は、文字列の全体を置換してしまうので、あとの方の「AB」も置換しちゃたんです。

こんな感じで、SUBSTITUTE関数とLEFT関数を使う方法は、思わぬ結果になってしまうことがあります。

文字列を左から削除したい場合は、「RIGHT関数」と「LEN関数」の組み合わせを、使いましょう。

おわりに

この記事では、文字列を左から削除する方法について、ご紹介しました。

左から削除する方法として、2パターンがあります。

  • RIGHT関数+LEN関数 ←これがいい
  • SUBSTITUTE関数+LEFT関数

という感じです。

ただ、SUBSTITUTE関数とLEFT関数の組み合わせは、思わぬ落とし穴があります。

文字列を左から削除したい場合は、RIGHT関数とLEN関数の組み合わせを使いましょう。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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