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Excelで文字列の結合ができない場合の対処法について、ご紹介します。文字列の結合ができない場合として、「表示形式が文字列」、「日付」、「改行」の場合が考えられます。それぞれの場合についての対処法を、具体的に解説していきます。

はじめに

この記事では、文字列の結合ができない場合の対処法について、ご紹介します。

文字列が結合できない場合としては、「表示形式が文字列」、「日付」、「改行」での文字列の結合が考えられます。

それぞれの場合で、対処法が変わってきます。

文字列の結合は、Excelの中でもよく使うテクニックなので、文字列の結合を使いこなせると、便利になります。

では、文字列の結合ができない場合の対処法について、解説していきます。

この記事で紹介すること

  • 文字列の結合ができないときの対処法

目次

表示形式が文字列なので文字列を結合できない

表示形式が文字列となっていて、文字列が結合できない場合の対処法を、ご紹介します。

文字列のセルで結合してみる

表示形式を「文字列」にしたセルで、文字列の結合をしてみます。

「&」で文字列を結合

セルに文字を入力

この2つの文字を「&」を使って結合します。

&を使って2つの文字を結合する

Enterを押して、確定します。

「文字列」なので結合できない

文字列のセルで、&を使って2つの文字を結合した結果

表示形式が「文字列」なので、セルに入力された数式が、そのまま表示されるという結果になりました。

セルの表示形式を「文字列」にすると、文字列を結合することができません。

次で、対処法をご紹介します。

表示形式を標準にしてEnter

表示形式を「文字列」から「標準」に変更して、Enterで確定すると、文字列の結合ができます。

やってみます。

表示形式を「標準」に変更します。

表示形式を「標準」に変更

セルの表示形式を標準に変更する

表示形式を「標準」に変更したあと、セルを「アクティブ」にして、「Enter」で確定します。

セルをアクティブにして、Enter

セルをアクティブにしてEnterで確定する

結果をみてみます。

対処後

表示形式を標準にしてセルをアクティブにしてEnterで確定した結果

文字列の結合ができました。

こんな感じで、セルの表示形式が「文字列」になってしまっている場合は、「標準」にして、Enterで確定すると、結合することができます。

一括で表示形式を変更する

結合する文字列が大量にあって、全部の表示形式が「文字列」になっていると、結構、面倒くさいです。

セルが大量にあると大変

こんな感じの場合です。

表示形式が文字列になっているセルが大量にあるとき

これらを、全部、結合させようとすると、かなり大変です。

やってみます。

最初は、表示形式を「文字列」から「標準」に変更します。

表示形式を文字列から標準に変更する

表示形式の変更は、簡単です。

問題は、そのあとです。

セルを1つずつアクティブにして、Enterで確定させる必要があります。

1つ目のセルをアクティブにする

次に、Enterで確定です。

Enterで確定する

とりあえず、1つ目のセルで、文字列の結合をすることができました。

このアクティブにして、Enterで確定する作業を、最終行までする必要があります。

これが大変です。

一括で、表示形式を「標準」にする方法

一括で、表示形式を、文字列を標準に変換する方法を、ご紹介します。

手順は、

  • 表示形式を「文字列」から「標準」に変更
  • 「区切り位置」機能で、「標準」に確定する

という流れです。

最初の手順は、同じで表示形式を、「文字列」から「標準」に変更しておきます。

表示形式を文字列から標準に経国しておく

標準に変更したセル全体を選択した状態で、「区切り位置」を選択します。

セル全体を選択した状態で、区切り位置を選択する

「区切り位置指定ウィザード」というものがでてきます。

区切り位置指定ウィザードが表示される

最初の機能は使わないので、「次へ」をクリックします。

区切り位置指定ウィザードの「2/3」が表示されます。

区切り位置指定ウィザードの2/3が表示される

この機能も使わないので、「次へ」をクリックします。

区切り位置指定ウィザードの「3/3」が表示されます。

区切り位置指定ウィザードの3/3が表示される

この最後の設定のところで、列のデータ形式を「G/標準」を選択します。

あとは、「完了」をクリックして終了です。

結果を見てみます。

一括で表示形式を「標準」にした結果

区切り位置で、セルの表示形式を標準に変更した結果

セルの表示形式を一括で、「標準」に変更することができました。

全てのセルで、「文字列の結合」ができています。

大量のセルで、表示形式を変更したい場合は、この「区切り位置」の機能を使うと便利です。

日付を結合できない

次は、日付と文字列を結合できない場合の対処法について、ご紹介します。

日付を結合してみる

日付と文字列を「&」で結合してみます。

日付を「&」で結合

日付と文字列を&で結合してみる

Enterで確定してみます。

日付の表示がおかしくなる

日付と文字列を&で結合した結果

こんな感じで、日付の表示がおかしくなっちゃいます。

TEXT関数を使う

日付を文字列と結合する場合は、「TEXT関数」を使うと日付を結合することができます。

こんな感じです。

TEXT関数で文字列を結合する

日付をTEXTを使って結合する

では、Enterで確定します。

TEXT関数を使って結合した結果

日付をTEXT関数を使って結合した結果

日付と文字列を結合できました。

「今日の日付は、」と「2021/2/8」を結合して、「今日の日付は、2021/02/08」とすることができました。

こんな感じで、日付を結合する場合は、「TEXT関数」を使いましょう。

改行を結合できない

改行を結合しても、改行して表示されない場合の対処法を、ご紹介します。

CHAR(10)で改行されない

改行を文字列と結合する際には、「CHAR(10)」を使います。

改行コード「CHART(10)」を入れて、文字列を結合してみます。

CHAR(10)で改行を入れて結合

CHAR(10)を入れて文字列を結合してみる

では、Enterで確定してみます。

改行されない

CHAR(10)を入れて、文字列を結合した結果

文字列を結合できました。

でも、「改行」がされていません。

折り返して全体を表示する

改行して表示するには、「折り返して全体を表示する」の設定にする必要があります。

では、設定するところは、ここです。

折り返して全体を表示する

折り返して全体を表示する設定にする

では、折り返して全体を表示する設定にしてみます。

改行して表示される

折り返して全体を表示する設定した結果

改行して、表示することができました。

おわりに

この記事では、文字列の結合ができない場合の対処法について、ご紹介しました。

文字列が結合できない場合としては、「表示形式が文字列」、「日付」、「改行」での文字列の結合が考えられます。

文字列の結合は、Excelの中でもよく使うテクニックなので、文字列の結合を使いこなせると、便利になります。

参考になればと思います。最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

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